知財授業報告書「神戸市立八多小学校」
関西会知財授業担当 中村 忠則
日 時 | 令和3年1月21日(木) 13:25-14:10 |
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場 所 | 神戸市立八多小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 5.6年生2クラス34名 |
講 師 | 中村 忠則、齊藤 整 |
コメント | 今回、知的財産特別授業を実施したのは、神戸市立八多小学校です。同小学校は、神鉄有馬線の岡場駅から車で10分ほどの自然溢れた山間に位置しています。また、同小学校はキャリア教育に力を入れており、沢山の出前授業を受け入れています。授業に参加いただいた5,6年生(2クラス)の児童の皆さん、とても元気でたくさんの意見が飛び交い、賑やかな授業となりました。 授業では、齊藤弁理士が司会を担当し、私が博士役を担当しました。電球や蓄音機のような大発明も実は日常の不便を解消するためにつくられたことを説明した後、児童の皆さんに課題を提示し、日常の不便を解消するアイデアを考案してもらうと、次々とアイデアを出してくれました。 寸劇では私が扮するF博士の発明品と、学校の先生が扮する怪人Xの模倣品とでどちらを買いたいか、を児童の皆さんに聞いてみたところ、積極的な意見が飛び交いました。また、学校の先生には怪人Xを迫真の演技で演じていただき、児童の皆さんは大盛り上がりでした。寸劇を通して、せっかく不便を解消する発明をしても、簡単にまねをされてしまうのでは、誰も発明をしなくなってしまい、世の中を便利にする発明が全く生まれなくなってしまうこと、特許権は、発明を守るための重要な権利であることを説明しました。多くの児童は、発明を守ることの大切さを認識してもらえたようでした。 また、寸劇後の発明紹介では、実際に児童に手に取って発明品と従来品との違いを体感してもらえなかったものの、児童の近くまでプニョプニョピン(登録商標)を持って行き紹介すると、その形状のユニークさに驚くと共に、安全性に共感する声が上がりました。最後に、児童の皆さんから私たち弁理士の仕事について沢山の質問がありました。 今回の授業を通して、児童の皆さんには、知的財産権の重要性を理解していただけたように思いました。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師
※「プニョプニョピン」はコクヨ株式会社の登録商標です。