知財授業報告書「尼崎市立大島小学校」
関西会知財授業担当 中村 忠則
日 時 | 令和3年3月2日(火) 9:40-10:25、10:45-11:30 |
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場 所 | 尼崎市立大島小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生3クラス93名 |
講 師 | 中村 忠則、村井 康司 |
コメント | 今回、知的財産特別授業を実施したのは、尼崎市立大島小学校です。同小学校は、関西労災病院の近くの閑静な住宅街に位置しています。授業に参加いただいた6年生(3クラス)の児童の皆さん、とても元気でたくさんの意見が飛び交い、賑やかな授業となりました。 授業では、2コマあったことから村井弁理士と私が交互に司会を担当し、博士役も交互に担当しました。電球や蓄音機のような大発明も実は日常の不便を解消するためにつくられたことを説明した後、児童の皆さんに課題を提示し、日常の不便を解消するアイデアを考案してもらうと、次々とアイデアを出してくれました。 寸劇では弁理士が扮するF博士の発明品と、学校の先生が扮する怪人Xの模倣品とでどちらを買いたいか、を児童の皆さんに聞いてみたところ、F博士の発明品を買いたいという意見の方が若干多かったです。また、学校の先生には怪人Xを迫真の演技で演じていただき、児童の皆さんは大盛り上がりでした。寸劇を通して、せっかく不便を解消する発明をしても、簡単にまねをされてしまうのでは、誰も発明をしなくなってしまい、世の中を便利にする発明が全く生まれなくなってしまうこと、特許権は、発明を守るための重要な権利であることを説明しました。多くの児童は、発明を守ることの大切さを認識してくれたようでした。 また、寸劇後の発明紹介では、実際に児童に手に取って発明品と従来品との違いを体感してもらえなかったものの、児童の近くまでプニョプニョピン(登録商標)を持って行き紹介すると、その形状のユニークさに驚くと共に、安全性に共感する声が上がりました。 今回の授業を通して、児童の皆さんには、知的財産権の重要性を理解していただけたように思いました。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師
※「プニョプニョピン」はコクヨ株式会社の登録商標です。