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知財授業報告書「奈良県立王寺工業高等学校」

関西会知財授業担当 三方英美


日  時 令和3年6月28日(月) 10:00-11:50
場  所 奈良県立王寺工業高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 中・高校知財授業(講義)、その他(検索授業)
対  象 1年生1クラス38名
講  師 千原 清誠、三方 英美
コメント 奈良県立王寺工業高等学校は、JR王寺駅から徒歩で10分足らずのところにありました。校門を入ると、なかなかの勾配の坂道があり、少し息を切らしながら登ると、校舎が迎えてくれました。校舎の玄関のそばには小型の飛行機が置かれてあり、玄関を入ると小さな自動車などが展示されてあって、工業高校の雰囲気が感じられました。
 今回は、千原弁理士による、知的財産についての講義とJ-PlatPatを使っての検索の授業を、情報電子工学科の1年生に対してさせていただきました。
 始めに、学科長の先生が、「ものづくりを学ぶ皆さんが知的財産について知ることは重要です。」と説明され、授業開始となりました。
 王寺町の公式マスコットキャラクター「雪丸」を例にしての商標の話から始まり、身の回りのものについている知財に関するマークを探したり、「カドケシ」を例にして、特許・意匠・商標の話を聞いたり、鉛筆を題材にして特許の取り方を考えたりしながら、知的財産のことを学んでもらいました。これまで殆ど耳にしたことのない、知的財産について、生徒達は多少戸惑いながらも、千原弁理士の質問に答えてくれました。
 検索の授業では、特許の調査をメインに、商標や意匠の調査についても説明しました。一人ずつパソコンを使い、出願人やキーワードを入力してもらい、簡単な特許の検索をやってもらいました。
 最後に、発想力を試す問題を考えてもらったところ、想定される答えが全て挙がり、今後、益々発想力を伸ばしてもらえる期待が持てました。高校生活が始まったばかりの1年生です。これから色々なことを学ぶ中で、知的財産のことも考えながら、大きく成長してもらえたらと思います。


興味津々の生徒達に授業を行う講師



※「カドケシ」はコクヨ株式会社の登録商標です。


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