HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 知財授業報告書「大和高田市立浮孔小学校」

知財授業報告書「大和高田市立浮孔小学校」

関西会知財授業担当 関口 皓太

日  時 令和5年11月17日(金)14:25-15:10
場  所 大和高田市立浮孔小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 5年生 2クラス 66名
講  師 大西 正夫、関口 皓太
コメント  知的財産特別授業として、大和高田市立浮孔小学校を訪問しました。同校は、近鉄南大阪線の高田市駅から徒歩で10分ほどのところに位置しています。雨上がりの気持ちいい天気の中、学校へ向かうと、校長先生が温かく迎えてくださいました。校長先生からは、児童の様子などを、お話しいただきました。
 授業には合計66名の5年生の児童に参加していただきました。児童の皆さんは、好奇心旺盛で、積極的に意見を出してくれましたので、とても活気のある授業となりました。
 はじめに、司会進行の大西弁理士が、「弁理士って聞いたことがありますか?」と質問すると、1名の児童が「テレビで見聞きしたことはあるけど、何をする人なのかはわからない」と答えてくれました。
 続いて、エジソンの電球や蓄音機のような大発明を紹介し、日常のちょっとした不便への対策を考えてもらいました。日常の不便を解消するために生まれた発明品(サラカップル、カタシャンボトル、肩ブレラ等)の仕組みを紹介すると、「すごい!」という歓声が聞こえてきました。児童の皆さんは、発明は簡単な物を応用するだけで、日常の不便を解決できることに感動しているようでした。
 次に、デッドコピーが特許権侵害となることを題材とした寸劇を行いました。寸劇の司会は引き続き大西弁理士が行い、発明者であるエフ博士役を関口弁理士が演じ、発明品を真似して安く売っている怪人Xを担任の先生に演じていただきました。なぜ、怪人Xのしていることがだめなのか、大西弁理士が理由を説明すると、発明品を模倣から守らないと、粗悪なコピー品が世の中に溢れてしまうことや、発明者の権利を侵害者から守るために、弁理士が存在することを理解してもらえたようでした。
 最後のクイズ(この発明は日本で生まれた発明?外国で生まれた発明?)では、全員で手を挙げながら解答を考え、一体感のある楽しい時間となりました。
 授業が終わると1人の児童が近寄ってきて「人生でいちばん楽しかった」と言ってくれたのが印象的でした。今回の授業は、児童の皆さんに知的財産権について楽しく学んでいただく、充実した時間となったのではないかと思います。


興味津々の児童達に講義を行う講師


« 戻る