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「知財授業報告書」大阪府大阪市立菅原小学校

日  時 平成23年1月20日(木) 9:45-10:30, 10:45-11:30
場  所 大阪市立菅原小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 6学年4クラス136名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント  大阪市立菅原小学校は、阪急京都線の淡路駅から徒歩10分ほどの比較的街中に位置しています。今回は6学年4クラスを2回に分けて授業を行いました。1回目は進行役を市岡弁理士、怪人X役を道坂弁理士、F博士役を私が担当しました。2回目は怪人X役を市岡弁理士、F博士役を道坂弁理士、進行役を私が担当しました。1回目は活気のあるクラスだったのに対し、2回目は非常に静かなクラスでした。同じ学校でもクラスの雰囲気が全然違うのは興味深いところです。
 肝心の授業ですが、「発明」「特許権」といった耳慣れない言葉の登場にもかかわらず、どの児童も私たちの説明に熱心に耳を傾けてくれていました。授業の中で、手を使わずに傘をさせるように児童にアイデアを出してもらう場面があるのですが、予め準備した道具の中からベルトとクリップを選び、ベルトを体に巻きつけた後、ベルトと体の間に傘の柄を挿入してクリップで留める、というアイデアを出してくれた児童がいました。瞬時の発想に驚かされるとともに、アイデアを生み出すことの面白さを感じてもらえたような気がしました。
 特許権侵害を説明する寸劇の場面では、「怪人Xの真似をやめさせることができたのはなぜですか?」という問いに対し、「F博士が特許権を持っていたから」と正確な答えが出てきたのでホッとしました。寸劇を終えてから、F博士の製品を買うか怪人Xの安い製品を買うか手を挙げてもらったところ、F博士の製品を買う方に手を挙げた児童も多くいました。ただ、やはり怪人Xの安い製品を買う方に手を挙げた児童もいました。F博士の製品を買う方向にうまく誘導できるように、寸劇の完成度を高める必要性を感じました。
 校長先生のお話によれば、本校では関西の大手企業によって無料の社会見学も実施されているそうです。私たち日本弁理士会は資力では大企業に及びませんが、良い授業を地道に続けていけば、来年も再来年もお声がかかるのではないかと思いながら学校を後にしました。



興味津々の児童達に講義を行う講師陣
(左写真左から 古田 昌稔、道坂 伸一、市岡 牧子 各弁理士)



近畿支部知財授業担当 古田 昌稔


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