知財授業報告書「宝塚市立末成小学校」
関西会知財授業担当 鈴木 武
日 時 | 令和7年1月10日(金)9:40-11:30 |
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場 所 | 宝塚市立末成小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(片手でもてるかな) |
対 象 | 2年生 2クラス 74名 |
講 師 | 千原 清誠、鈴木 武 |
コメント |
令和7年1月10日、宝塚市立末成小学校において、知財特別授業「工作授業:片手でもてるかな」を実施しました。この日は2年生の2クラスの合計74名の児童の皆さんに、各クラス、1時限分(45分)の時間を頂いて授業を行いました。教室には数名の保護者の皆さんにも参観に来ていただいていました。 授業では、まず、カップヌードルのスケルトン模型を使って発明について説明しました。児童の皆さんは近隣の池田市にある「カップヌードルミュージアム大阪池田」の見学をしていたとのことで、カップヌードルには多くの発明が関連していることを大変よく理解されており、麵を容器から浮いている構造等を説明すると、「知っている」などと活発に授業に参加してくれました。 工作では、ポップコーンとジュースを片手で飲み食べできるように工夫した食器を「発明」してもらいました。早い児童は5分も経たずに、オリジナルの発明を完成させ、皆の前で発表してくれました。最初は何をしてよいかわからない様子だった児童も複数もいましたが、他の児童の発表を見たり、周りの児童と協力したりする中で、徐々に盛り上がり、最後には全員がそれぞれ自分の発明品を作って楽しんでくれていました。 工作を終えたあと、発明を守るための特許権や、特許権取得のサポートをするのが弁理士であることについても説明し、授業を締めくくりました。授業終了後は、ほとんどの児童が自分が作った発明品を大事そうに持って帰ってくれたことからも、自分で発明することを大いに楽しんでくれたと感じます。また、楽しい体験を通して、発明、特許権、弁理士についても覚えて帰っていただけたと思います。 |
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発想力豊かな児童達と工作を行う講師
※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。