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知財授業報告書「大阪市立高松小学校」

関西会知財授業担当 滝川 弘子

日  時 令和7年1月15日(水)9:45-11:35
場  所 大阪市立高松小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(片手でもてるかな)
対  象 4年生 3クラス 82名
講  師 滝川 弘子、飯田 淳也
コメント  今回は、大阪市のほぼ中央に位置する天王寺駅から徒歩15分ほどの場所にある大阪市立高松小学校を訪問し、4年生を対象に発明工作授業「片手でもてるかな」を実施しました。授業は、3クラスを2グループに分けて、計2回行いました。
 司会の飯田弁理士が「カップヌードル」などを例に挙げながら発明について説明した後、「片手でジュースとポップコーンを持ちたい」という課題を児童たちに提示し、「たくさん失敗してみてほしい」というメッセージとともに、実際に発明に挑戦してもらいました。
 課題が提示されると、児童たちは、紙皿、紙コップ及びストローなどの材料を使い、活発に意見交換をしながら試行錯誤を開始しました。
 紙皿と紙コップを組み合わせるだけでなく、紙皿を腕輪にして片手どころか両手を離して持てるようにしたり、台座代わりのストローを挟んで2個の紙コップを重ねて飲みやすくしたり、紙皿に紙コップを固定するのにストローを用いたりするなど、材料の本来の用途を超えた独創的な発明が多数生まれました。また、紙皿と紙コップを組み合わせたうえで、紙皿からポップコーンがこぼれない加工を施す際に花びらを模した加工としたり、紙コップに取り付けた飲み口付きの蓋に装飾を加えたりするなど、デザイン性に優れた発明も沢山生まれました。
 授業の最後には、同じ大阪市内で間もなく開催される大阪・関西万博についても紹介しました。55年前の大阪万博で「未来の乗り物」とされた電気自動車が今では日常的な存在であることを例に挙げ、「空飛ぶクルマ」も近い将来、当たり前になるかもしれない、その実現に関わるのはここにいる誰かかもしれないと伝えると、児童たちは目を輝かせ、未来を真剣に想像する様子が印象的でした。


発想力豊かな児童達と工作を行う講師


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