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知財授業報告書「滋賀県立瀬田工業高等学校」

関西会知財授業担当 寺薗 佳江

日  時 令和7年10月3日(金)10:05~11:00
場  所 滋賀県立瀬田工業高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 中学・高校知財授業(講義)
対  象 1~3年生 21クラス 755名
講  師 寺薗 佳江、岡本 智之
コメント  瀬田工業高等学校の全生徒を対象に、知的財産に関連する授業を行いました。
 バスクリン社入浴剤「きき湯」の事例を用いて詳細な解説を行った後に、アルファ社コインロッカー「AiT」の事例で復習をかねた解説を行いました。加えて、授業前に学校から要望があった「インターネット上における著作権侵害の問題」について事例を交えながら解説しました。具体的には、著作権にふれた後、「きき湯」の事例を用いて、開発した成果に関する特許権、意匠権、商標権の取得によって、他社に真似されないようにするという知財制度の仕組みを説明しました。それから、特許を取得するためには公開する必要があることを説明した上で、製品の特許は権利の取得後、他社の製品を分析すれば他社が侵害しているか否かを確認することはできるが、製法の特許は権利の取得後、他社がその製法を実施していることが分からない場合もあるので、公開することにより他社が容易に実施できてしまう危険性があることを説明しました。最後に、「AiT」の事例で繰り返し知財制度を学んでもらうことで、生徒の理解の深まりを図りました。
 知的財産特別授業を通じて、生徒に知的財産への興味と理解を深めてもらえたと思いました。また、生徒から知的財産をより身近に感じることができたという感想をその場でいただくことができ、感慨深く感じました。


興味津々の生徒たちに授業を行う講師



※「きき湯」は株式会社バスクリンの登録商標です。

※「AiT」は株式会社アルファの登録商標です。


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