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「知財授業報告書」 池田市立呉服小学校

日  時 平成20年5月14日(水) 午前10時50分~11時35分
場  所 大阪府池田市立呉服小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 5学年2クラス 76名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント 今回知財授業を開催させていただいた小学校名は、「呉服」と書いて「くれは」と呼びます。少々不思議に感じて調べてみました。職業柄です。この名の由来は、中国三国志時代の「呉の国」の「くれ」と、機織(はたおり)が変化した「はとり」とが結合した「くれはとり」とのことです。本小学校近くにある呉服神社にはヤマト王権時代に機織・縫製技術を伝えた呉服媛(くれはひめ)が祀られています。重大な技術移転・文化交流に1700年も前から関わってきた歴史のある地です。また、小学校から歩いて5分の距離に、インスタントラーメン発明記念館があります。ここは、日清食品㈱の創業者である故安藤百福さんが世界初のインスタントラーメンを開発した歴史記念館でもあり、無料で入場でき、インスタントラーメンの開発の歴史を実体験することができます。
さて、知財授業の方は、校内にある音楽堂で行わせて頂きました。本小学校では昭和30年代より吹奏楽に力を入れておられ、音楽堂は舞台設備、壁面構造、客席とも立派な作りとなっています。さすが文化的に歴史のある地の学校です。特許侵害事件を分り易く伝えるための芝居では自ずと役に入りきりました。児童たちも興味深く芝居や解説に耳を傾けていたとともに、質問を投げかけると積極的に発言をする子も多かったように思います。興味の対象となる歴史的文化的な事柄が身の回りに数多く存在することが良い影響を与えているのでしょうか。
授業の一コマに出てくるインスタントラーメンの発明は日本人か?というクイズでは、さすがに「安藤百福!」と即答でした。池田の地では、安藤百福さんは英雄といっても過言ではないようです。
最後に、このような呉服の歴史を身近に感じながら育つ児童たちが羨ましく感じたとともに、児童たちの将来が楽しみに思えた良い1日でした。



積極的な児童とともに講義を進める講師陣
(右写真左から 戸田 俊材、高山 嘉成、村上 太郎 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  村上  太郎


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