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「知財授業報告書」 大阪市立大道南小学校

日  時 平成20年4月28日(金) 午後1時55分~2時40分
場  所 大阪市立大道南小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 6学年2クラス 56名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント トンガリ帽子の時計台が印象的な大道南小学校で知財授業を行いました。今年の6年生には「色々な職業の人から話を聞く」という目標があり、今回の知財授業はその最初の取り組みとして行われました。
児童達は、講師陣の話を熱心に聞き、自分の意見を発表し、実験にも積極的に参加してくれました。発明品の例として「サラカップル」や「カタシャンボトル」の実物を渡すと、見る角度を変えて観察したり、使い心地を試したりしていました。パック詰めハムを連結するテープを切る実験では、女の子は簡単にテープを切ることができたのに、男の子は力一杯引っ張ってもテープを切ることができませんでした(こちらの予定どおりです)。テープが切れたのはテープの端に予めギザギザが付けてあったからで、これが特許になっており、他の会社は真似できないことを説明しました。こんな身近なところにも発明や特許があることに、児童達は驚いた様子でした。
F博士が特許権を持つ「サラカップル」を怪人Xが真似する場面で「本物と安い偽物のどちらを買うか」と質問したところ、最初は「安い偽物を買う」という答えが圧倒的でした。このあたりは、小さくてもさすが大阪人です。その後に、特許で発明家を守らないと誰も発明しなくなると説明すると、ようやく本物を買うことに同意してくれました。「この商品は日本人の発明?」というクイズでは、児童達の大好きなカップラーメンの正解率が特に高かったようです。
授業の最後には、「特許を持っていない人が、特許のある物を作りたいときにはどうしたらよいか」「どうすれば弁理士になれるか」など、質問も多数出ました。今回の授業を通じて、発明、特許、弁理士について少しでも興味を持ってもらうことができたのではないかと思います。



熱心に講義を進める講師陣
(左写真左から 西木 信夫、藤本 好信、川原 健児 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  川原  健児


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