「知財授業報告書」 八尾市立美園小学校
日 時 | 平成19年6月19日(火) 午前10時45分~11時30分、午前11時40分~午後0時25分 |
---|---|
場 所 | 八尾市立美園小学校 |
名 称 | 知的財産特別授業 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 6学年 3クラス 84名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会 |
コメント | 昨年度も知的財産特別授業を実施した八尾市立美園小学校から、今年度も授業の依頼を受け、今回はビー玉を使った発明工作授業を実施してきました。 お皿の上に20個程度のビー玉を載せ、その上に厚紙を載せることで回転台を作るという内容ですが、[1]ベアリングとなるビー玉がお皿の中で偏らないように工夫する点と、[2]厚紙で作った台の部分が皿から外れ落ちないように工夫する点が、重要ポイントとなります。授業の初めに、これらのポイントを児童たちに気付いてもらうよう誘導した上で、早速、児童たちは工作に取り掛かりました。 初めは、厚紙をどんな形に切ったらよいのか悩む児童も多く見受けられましたが、厚紙に一度ハサミを入れた後は、どの児童も夢中になって厚紙を細工し、厚紙の形をハサミで調整したり、切った厚紙をお皿にテープで貼り付けたりしていました。いいアイデアが思いついた児童の作品は、途中で発表します。それを見た他の児童は、そのアイデアを参考にして、さらに良いアイデアを考えます。84名の児童からは、色々な良いアイデアが生まれました。 今回は、3クラス84名を2つに分けて、45分ずつ2回の授業を行いましたが、どちらの授業も時間が足りず、最後まで完成できない児童が数多くいました。工作をするには少し時間が短いのかも知れません。どの児童も集中して取り組んでいましたので、45分の授業なんてあっという間に過ぎたと思います。 材料しかない状態から、工夫して物を作る。それが意外と難しく、作っているうちに色々な困難に出くわし、それをまた工夫して乗り越える。こういった物づくりの楽しさを児童たちが少しでも感じてもらえたらと思います。 |
熱心に指導を行う講師陣
(左写真 寺内 伊久郎 赤岡 和夫 吉本 力 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 吉本 力