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弁理士による知財出張授業(大阪府堺市立錦西小学校)

日  時 平成18年6月9日(金) 午前10時45分~11時30分
場  所 大阪府堺市立錦西小学校
名  称 知的財産特別授業
内  容 君も今日からエジソン
対  象 5学年2クラス 75名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント 今回私たちが訪れた錦西小学校は、刃物やお線香の町として知られる堺市にあります。学校に入るとすぐに私たちの目に飛び込んできたのはガラスケースに飾られた様々な刃物。案内された部屋には私たちの緊張感をほぐしてくれる心地よい香りのお香。今回の学校は、地域の名産品をそれとなく感じさせてくれる、町の中にとけ込んだ学校でした。
知財授業の内容はお馴染みのもの。しかし、今回はいつもと違うことが一つありました。それはTV番組の撮影のために2台のカメラが入っていたことです。不慣れなカメラの存在で私たちも子どもたちもどことなく緊張し、なんともいえない雰囲気の中で授業がスタートしました。最初のうち、子どもたちは乗り切れない様子で、私たちは授業を進めながら一抹の不安を覚えましたが、そんな不安も授業が進むにつれてなくなりました。授業の中ごろからは、質問をすると「先生、当てて~」と大きな声とともに沢山の手があがり、普段どおりの元気のいい姿を見せてくれました。徐々に私たちと子どもたちとの心の距離が短くなっていくのがわかりました。
授業では、子どもたちは、皆でちょっとした不便を解消する発明を考えたり、身近な発明品を体験したり、特許制度の仕組みを学んだりしました。授業終了後、授業で使った発明品を子どもたち全員に触れてもらう機会をもうけました。子どもたちは目を輝かせながら発明品に近づき、興味深そうに手にとっていました。
この授業を通じて、子どもたちには、発明ってそんなに難しくないということや、工夫することや物を作ることの楽しさや大切さというものを少しでも感じとってもらえればなと思います。




カメラ撮影が入り、ちょっと緊張気味の講師陣


インタービューに答える道坂弁理士
 
近畿支部弁理士制度普及委員会 委員 道坂伸一


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