「知財授業報告書」 兵庫県小野市立河合中学校
日 時 | 平成25年12月17日(火) 13:40-14:25 |
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場 所 | 小野市立河合中学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 服の神 |
対 象 | 1学年2クラス52名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会 |
コメント | 加古川駅から北へ向かう加古川線に乗り、田園風景に囲まれた河合中学校で、「服の神」の寸劇形式での知財授業を行いました。 生徒達は授業後にレポートを書かなくてはいけないようで、レポート用紙、下敷き、筆記用具を持参して多目的室へ入ってきました。 淡路弁理士の司会により寸劇形式で授業が進む中、所々スライドの内容をメモする生徒達。特許制度の説明、特許権の説明など、難しい内容の所では板書タイムを挟みながらの進行となりました。 水田弁理士演じるユメノ社長のオリジナル品と、私が演じるマネタ社長の模倣品のうち、消費者の立場からどちらを買うか意見を聞いたときには、安い方を買うと答えていた生徒達でしたが、ユメノ社長の誠実さに共感し、マネタ社長の身勝手な主張が反発を誘ったのか、授業の後半には多くの生徒たちが高くてもオリジナル品を買うと考えを改めていました。また、オリジナル品と模倣品の性能の差を考慮して、高くてもオリジナル品を選ぶとした生徒もいました。 寸劇の後には質問の時間を設けましたが、「真似した者が特許権を取ってしまったらどうなるのか」、「特許期間の20年後に再度特許を取ることができるのか」、「特許を取るには何年ぐらいかかるのか」といった質問がたくさん出てきました。その質問の活発さとレベルの高さに、中学校での知財授業の経験豊富な水田弁理士も、驚いていました。河合中学校は今回が初めての知財授業とのことでしたが、これを機に知的財産に対する興味を持っていただければ、これに勝る喜びはありません。 |


興味津々の生徒達に講義を行う講師陣
(右写真左から 淡路 俊作、水田 慎一、佐々木 達也 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 佐々木達也