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「知財授業報告書」滋賀県甲賀市立土山小学校

日  時 平成23年12月13日(火) 10:45-11:30、1コマ
場  所 甲賀市立土山小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業
対  象 6学年1クラス39名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント  今回私たちが訪問した土山小学校は、創立140年近い由緒ある学校で、東海道五十三次の宿場町として知られる甲賀にあります。土山小学校を挟んで国道とは反対側の静かな裏通りには、宿場町当時の情緒ある家並みが残っており、学校に向かう道中の我々の気持ちを自然と和ませてくれました。
 今回の授業は、お皿とビー玉と工作用紙とを用いて回転台を作製する発明工作授業です。この工作授業では、児童たちに回転台を発明してもらいます。つまり、児童一人一人が創意工夫してオリジナルの回転台を作製します。
 工作を始める前に、まず、発明や特許、弁理士について児童たちに説明し、アイデアは守られるべき財産であることを学んでもらいます。司会進行役の宮村弁理士の分かりやすい説明により、児童たちはちゃんと理解した様子でした。
 工作が始まると、直ぐにアイデアが浮かんで一目散に工作用紙を切り出す児童、じっくりとアイデアを考えている児童、周りの様子を伺いながら工作を進める児童、色々な児童がいましたが、他の児童の発明品が紹介されだすと児童たちの工作スピードが一気に加速し、いろんなアイデアが続々と登場しました。ちゃんと回転すればどれも正解!ということで、正解は一つだけではないということも分かってもらえたと思います。
 工作の途中、うまく回転しないケースもありましたが、何のその。その問題点に気づいてもらい、改良することでちゃんと回転するようになりました。一度失敗した程度ではくじけてはいけません。失敗してもそれで終わりじゃない、ということも分かってもらえたと思います。
 今回の授業は当初45分の1コマだけでしたが、児童たちが工作をし続ける熱心さもあって授業を延長していただきました。そのおかげで、多くの児童が、思い思いのアイデアを形にすることができた様子でした。
 私たちは、土山小学校の児童たちには発想力や根気強さがあるなぁ、と感じながら学校をあとにしました。また行ってみたい学校の一つです。



発想力豊な児童達と工作を行う講師陣
(左写真 宮村 憲浩、右写真 道坂 伸一 各弁理士)



近畿支部知財授業担当 道坂 伸一


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