講師派遣報告書 第9回 京都大学「知的財産論講義」
日 時 | 平成22年6月22日(火曜日)10時30分~12時00分 |
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主 催 | 京都大学 |
場 所 | 京都大学 吉田キャンパス |
内 容 | 京都大学 知的財産論講義「先行特許(商標)情報調査」 |
講 師 | 日本弁理士会近畿支部会員 中川 淳子 |
受講生 | 約30名 |
概要・コメント | あいにくの雨でしたが、30人弱集まっていました。(講義中に入ってきた学生も2、3人いました) 先行技術文献調査は、知的財産論の中ではかなり異色な内容であると思いますが、今後社会に出た際に、他人の権利を侵害する恐れがないかどうか、自己の出願が新規か否か、調べることは、経済活動を行う上で欠かせない、非常に重要であるということを述べ、学ぶことの意義をまず説明しました。 細かいサーチ方法については、テクニックとしてOJTで身につけるものですので、その前提となる、特許情報の整理方法(分類等)、発明の捉え方(対象の特定)、等、応用の利く基本内容を話しました。 また、審査官の考え方に沿った、新規性・進歩性の判断について触れ、具体的にどういう文献を探すのかということにも少し触れました。このあたりは、サーチを仕事とする方々にもお話する内容なので、学生さんにはちょっと難しかったかもしれません。 しかし、前を向いて真剣に聞いている学生も多く、興味はあるようでした。 商標の分類、検索にも若干触れました。 最後に、IPDLをその場で動かし、Fタームを用いた検索と、商標の称呼検索を実演しました。 途中、後ろで寝ていた学生さんも、このときには起きていました。 最後に質疑応答の時間も設けましたが、特に質問はありませんでした。 |