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知財授業報告書「大阪市立湯里小学校」

関西会知財授業担当 川瀬 直樹

日  時 令和6年9月19日(木)13:50-14:35
場  所 大阪市立湯里小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 5,6年生 2クラス 71名
講  師 黒田 智子、川瀬 直樹
コメント  大阪市立湯里小学校を訪問し、知財授業を行って参りました。湯里小学校は、地下鉄谷町線の喜連瓜破駅から西の方角に位置し、駅からは歩いて15分ほどの距離にあります。

 5年生から6年生までの71名の児童を対象に、「(寸劇)君も今日からエジソン」のコンテンツを使った授業を行いました。
 本授業においては、司会進行役を黒田弁理士が務め、補助役を川瀬弁理士が務めました。
 はじめに「発明」「発明者」について説明したうえで、今回の授業の意義を児童たちに理解してもらう前提として、次のことを挙げました。

・発明品が使われることで、使う人にとっての困りごとが実際に無くなって喜ばれること
・人に喜ばれる発明品はそれを必要な人には売ることができること(ビジネスにできること)
・発明品が他者に真似されて同じ物が安価に製造販売されると、発明者の次への発明意欲が削がれること
・そうならないように、弁理士が法律に基づいて発明等を守る仕事をしていること

 次に、日常の不便を解消するための発明品の実例として、「サラカップル」「カタシャンボトル」「肩ブレラ」を、順番に紹介しました。発明品を紹介する前に、生み出されたきっかけとなった不自由さ・問題点を、数名の児童に体験してもらいました。

 次に、「サラカップル」を題材とした寸劇では、司会進行役を黒田弁理士、「サラカップル」を発明したエフ博士役を川瀬弁理士が担当し、「サラカップル」を模倣して安価に販売する怪人X役を学校の先生に演じていただきました。サラカップルを入手するならエフ博士から本物を買うか、或いは怪人Xから安い偽物を買うかという質問を投げ掛けた後、まとめとして、発明品の模倣が多い社会では、発明へのインセンティブがなくなり、技術の進歩が促進されない旨の説明をしました。

 その後のクイズコーナーでは、多くの身近な物が日本人によって発明されたことを知っている児童が多くいたのが印象的でした。
 最後に、大阪・関西万博について、「空飛ぶクルマ」が目玉の一つであること、以前の大阪万博で人々を驚かせた電気自動車が現代では実現されているので「空飛ぶクルマ」も実現されそうなこと、開催時期、日本弁理士会が共創パートナーであること等を伝えて、授業を終えました。



興味津々の児童達に講義を行う講師


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