知財授業報告書「泉大津市立旭小学校」
関西会知財授業担当 松井 智美
日 時 | 令和6年10月24日(木)9:40-10:25 |
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場 所 | 泉大津市立旭小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(片手でもてるかな) |
対 象 | 1-6年生 5クラス 38名 |
講 師 | 小林 義周、松井 智美 |
コメント |
知的財産特別授業を行った泉大津市立旭小学校は、南海本線泉大津駅から徒歩5分ほどのところに位置し、たんぽぽ活動等の課外活動にも力を入れておられる小学校です。 今回は、紙皿と紙コップとストローを使って、ジュースとポップコーンとを片手で持てる食器を発明するという工作授業を、1~6年生5クラス合計38名の児童に対して行いました。 カップヌードルにまつわる発明について司会の小林弁理士が説明を行った後、児童たちに「野球場で皿とコップで両手がふさがって応援できず不便」という問題を解決するために「ジュースが飲めて、ポップコーンも乗せることが出来る片手で持てる食器」を作って下さい、という課題を出しました。 皆さん、直ぐに作業に取りかかり、柔軟な発想でアイデアを形にしていきます。出来上がった作品を紹介すると、皆さん刺激を受けたのか「僕の作品も見て!」「私もできた!」と次々と自分の作品を紹介してくれました。 単に紙皿と紙コップとを合体させるだけでなく、ポップコーンが紙コップの中に落ちないように蓋を付けたり、沢山のジュースが飲めるように紙コップ同士を合体させたり、ポップコーンが流れ落ちる仕掛けを作る工夫をするなど、短い授業時間内では紹介しきれなかった多くの独創的な発明が生まれました。 片手だけでなく、両手があくように、帽子のように被れる食器を作る児童もおり、他の児童の工夫に刺激されてさらに改良、工夫していくなど、大変盛り上がった授業を行うことが出来ました。 最後に、私たち弁理士は発明を守る仕事をしていること、2025年の大阪・関西万博にも多くの発明品が登場することを紹介し、授業を終えました。 今回の授業が、物作りの楽しさを知るきっかけと、発明することへの興味を持つきっかけになってくれれば良いと思います。 |
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発想力豊かな児童達と工作を行う講師
※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。