知財授業報告書「大阪市立北恩加島小学校」
関西会知財授業担当 吉岡 亜紀子
日 時 | 令和6年11月12日(火)9:40-11:25 |
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場 所 | 大阪市立北恩加島小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(片手でもてるかな) |
対 象 | 6年生 2クラス 56名 |
講 師 | 森 俊也、吉岡 亜紀子 |
コメント |
弁天町駅から学校まで歩く途中、尻無川に懸かる大きなアーチ型の水門が見える大阪市立北恩加島小学校で発明工作授業「片手でもてるかな」を行いました。令和4年に創立100周年を迎えたこの学校は、大きな運動場があり、休み時間には元気な児童の声があちこちで響いていました。 各クラス30名弱ですが、授業が始まると大きな声であいさつし、質問には勢いよくいくつも手が上がり、実際よりもずっと人数が多いような気がするほどでした。 「スポーツ観戦やお祭りで、片手にジュースの入ったコップ、もう片方の手にポップコーンの入ったお皿を持っていたら、ジュースを飲むのは簡単だけど、ポップコーンはどうやって食べる?」こんな導入部分での問い掛けにも、すぐに何人も手を上げてくれて、前に出て、思い思いの解決策をやって見せてくれました。「どうにかして片手を空けないと食べられない」「片手だけで持てて、ジュースもポップコーンも入れられる食器を発明しよう」。使ってよいのは紙皿2枚とコップ2つだけ。工作の開始から数分で早くも「できた!」という声が上がります。すると森弁理士が「ポップコーンをもっとたくさん入れたい!」「ジュースが空になったら注ぎ足したい!」「机に置いても倒れないようにしたい!」と新たな課題を提案し、一度は完成したつもりでいた児童たちも、さらに工夫を重ねます。 授業の終わりには、最初は思いもよらなかったような様々な形や機能の食器が生まれ、児童も先生も満足気でした。 |
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発想力豊かな児童達と工作を行う講師