知財授業報告書「神戸市立丸山ひばり小学校」

関西会知財授業担当　柴尾猛

日　　時	令和6年12月10日（火）9:40-10:25
場　　所	神戸市立丸山ひばり小学校
名　　称	「知的財産特別授業」
内　　容	発明工作授業（片手でもてるかな）
対　　象	6年生　2クラス　45名
講　　師	八木まゆ、柴尾猛
コメント	神戸電鉄丸山駅から１５分ほど上り坂を歩いたところに位置する神戸市立丸山ひばり小学校を訪問いたしました。教室からは神戸の海を望むことができるほど高台にあり、児童達の元気のよい声が聞こえてくる気持ちの良い学校です。６年生の２クラスの児童達に「片手でもてるかな」の発明工作授業をしてきました。　今回、八木弁理士が進行を務め、柴尾弁理士がサポート役を務めました。はじめに「弁理士」についての簡単な紹介とカップヌードルの発明について説明したのち、「片手でもてるかな」の課題を伝え早々に創作にとりかかってもらいました。　紙皿と紙コップを重ね合わせながらアイデアを練っている児童や、考え込んでいる児童、とりあえず色々手を動かしている児童など様々でしたが、班ごとに一つの机を使用していることもあり、隣の児童と相談したりして、考え込んでいる児童も他の児童の影響を受けアイデアがひらめき始めたりして、集中して取り組む姿をみることができました。　また、担任の先生方も作品づくりに取り組んでいただき、さらに児童達も先生の作品に影響を受け、創作スピードがどんどん上がっていました。　後半には、班ごとに作品を発表してもらいました。随所に工夫が施された作品、デザイン性のある個性的な作品など、創造性豊かな児童達の作品に感心させられました。また、失敗しても、その解決方法を自ら考え、試行錯誤を重ねている姿も印象的でした。時間いっぱい最後まで取り組み、あっという間のとても貴重な時間となりました。最後に、八木弁理士がカドケシを用いて発明、デザイン、商標についても紹介し、児童達は静かに耳を傾けてくれました。　今回の知財授業をとおして、発明工作の楽しさを体感してもらうことができたとともに、知財や弁理士について少しでも興味をもってもらえるきっかけとなったのではないかと思います。