「知財授業報告書」 神戸市立本山第二小学校
日 時 | 平成20年12月19日(金) 午前10時50分~11時35分×2 午前11時45分~午後0時30分×2 午後1時45分~2時30分×2 午後2時40分~3時25分 |
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場 所 | 兵庫県神戸市立本山第二小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業 |
対 象 | 4学年7クラス 245名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 神戸市東灘区の本山第二小学校にお邪魔しました。甲南大学の南側に位置する創立75年の小学校で、児童数が神戸で3番目に多いマンモス校でした。私の母校でありましたので、懐かしく思うとともに、どんな児童たちが待っているだろうかと楽しみにしながら訪問しました。 今回の工作授業を行った4年生は、7クラスで245名という大人数でした。このため、講師は村上太郎弁理士・宇治美知子弁理士・西木信夫弁理士と中塚雅也弁理士・水田愼一弁理士・齊藤 整弁理士の2チームに分かれて、4コマの授業と3コマの授業をそれぞれ図工室と理科室で実施することとなりました。 まず、講師から「弁理士」という職業の紹介をした後、工作の説明を行いました。工作は、ビー玉、皿、工作用紙を使ってベアリングの原理を利用した回転台を作るというものです。説明を聞くと早速作り始める児童もいれば、しばらく考え込んでいる児童、まわりを見回している児童、と様々でした。この工作は4年生には少し難しいのではないかと思いましたが、作り始めてから5分程度で完成させた児童がいて驚きました。何を作るのかが良く分かっていない児童に対しては、蓋を作ることから始めて、「思いついたことをやってみよう。失敗しても修復できるよ。」と励ましました。一緒に考えているうちにいろいろなアイデアが出てくるので、こちらも硬くなった脳が少しだけ活性化された気分になりました。 1コマの授業時間が45分なので、説明の時間等を除くと実際に作業できるのは20~30分程度しかありません。このような限られた時間内で完成させた児童が相当数いましたが、完成できなかった児童は名残惜しそうにしていました。1クラスにつき授業時間が2コマあれば十分に対応できるでしょうが、このようなマンモス校では2日間にわたって実施しなければならないかも知れません。片付けているときに、講師が「工作の続きを家で完成させてね。」と言うと、「出来たら見て!」と意欲満々で材料を持って帰る児童の姿を見て喜びを感じました。 この授業をとおして、弁理士の仕事や発明について、児童たちの記憶に残ることができれば幸いです。 |

意欲満々の児童達と工作授業を行う講師陣
(左写真左から 宇治美知子、西木信夫、中塚雅也、各弁理士)
近畿支部知財授業担当 宇治美知子