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「知財授業報告書」 十津川村立二村小学校

日  時 平成20年5月26日(月) 午後1時25分~2時10分
場  所 奈良県十津川村立二村小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 君も今日からエジソン
対  象 4,5,6学年 10名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 弁理士制度普及委員会
コメント 今回は、奈良県吉野郡の十津川村立二村小学校を訪問して来ました。十津川村は、険しい山々が聳える紀伊山地の真ん中にある日本一大きな村です。二村小学校は、十津川(熊野川)のダム湖湖畔にひっそりと佇む、児童数23人の小学校です。
今回の知財授業の対象は、4年生~6年生の10名でした。大勢の児童相手の授業とは異なり、講師と児童との間の距離が近く、こちらは少し気恥ずかしかったです。こちらの気持ちが児童に伝わってしまったのか、手を挙げてもらう場面でも恥ずかしがって中々手を挙げてくれませんでした。しかし、授業の終わりのクイズコーナーでは、慣れてきたのか、全ての児童が手を挙げて積極的に参加してくれました。
全体的な印象として、物知りな児童が多かったように思います。「発明と聞いて何を連想するかな?」という問い掛けに、ある男の子は「電話は、ベルが発明した」と答え、「『エジソンが発明したもの』って知っているかな?」という問い掛けにも、別の男の子2人は「蓄音機」、「電球」と答えてくれました。知財授業の終わりに記念に配ったカドケシに対しても「知っている」、「持っている」という声が上がり、失礼ながら「街の子よりも、物知りだな」と舌を巻いてしまいました。
授業後、車で帰り支度をしていた我々の周りに、何人かの児童が集まってきました。記念撮影のためにポーズを決めている我々にこっそり近づき、頭の後ろで指を2本立てて「角」のように見せる児童がいたり、我々のお尻の近くで、両手の掌を合わせて「プッ」と音を鳴らす児童がいたりしました。そこには、とても元気で、生き生きとした姿がありました。
最後に、「山の中の小学校なので、地域外から文化的刺激を受けることが少ない。」、「児童には、『ものづくり』が大切なんだということを学んでほしい。」と仰られた教頭先生の言葉が印象的です。今回の知財授業が、元気で、ちょっぴり恥かしがり屋な十津川の児童の知的創造マインドの形成に繋がれば嬉しく思います。



熱心に講義を進める講師陣
(左写真左から 赤岡和夫、五郎丸正巳、中塚雅也 各弁理士)



近畿支部知財授業担当  五郎丸正巳


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