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講師派遣報告書「なら食と農の魅力創造国際大学校」

なら食と農の魅力創造国際大学校
「農業政策講義第6回 知的財産保護」

 

執筆者: 中西 康文

 
日  時 令和7年9月25日(木)午前10時30分~12時00分
場  所 なら食と農の魅力創造国際大学校(奈良県桜井市大字池之内130-1)
主 催 なら食と農の魅力創造国際大学校
対象者 アグリマネジメント学科2年次学生 20名
テーマ 「知的財産権制度の概要および農業における知的財産の保護」
講 師 中西 康文 会員(登録番号16992)
内 容

 なら食と農の魅力創造国際大学校のアグリマネジメント学科の学生に対する「農業政策」授業の一環として「知的財産権制度の概要および農業における知的財産の保護」に関する講義を行なった。
今回は、なら食と農の魅力創造国際大学校から、種苗法以外(種苗法については他の講義で学習済み)に関して農業に関連する知財の広い範囲での講義内容を希望するとの連絡を受けていた。
希望に鑑みて、初めに知的財産の全体的概要を簡単に説明した後、農産物等を保護する方法として、農業に関連する主な知的財産権法として、特許法(農林水産物の育成方法)、実用新案法(ビニールハウス、農業用シート)、営業秘密(収穫時期や収穫のノウハウなど)を括弧内の例を挙げつつ詳細に説明し、また、農産物等の名称等を保護る方法として、商標法(商標権,地域団体商標権)、地理的表示(GI)法について説明した。また、参考として、意匠法(農作業機のデザイン等)、及び、種苗法も簡単に説明した。最後に、保護を強化する方法として、複数の法域において多面的に保護する知財ミックスを行うこができることを実例とともに説明した。

以 上


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