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「知財授業報告書」智辯学園奈良カレッジ中学部

日  時 平成24年11月10日(土) 9:30-10:30
場  所 智辯学園奈良カレッジ中学部
名  称 「知的財産特別授業」
対 象 2,3学年 20名
内 容 「服の神」ほか
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント  金剛生駒紀泉国定公園に建つ智辯学園奈良カレッジを一年半ぶりに訪問いたしました。昨年と同様に、中学部の「土曜講座」の1講座として知的財産特別授業のご依頼をいただいたのですが、今回は、実際の発明品を手に取って確認したい、という生徒達からの要望に応じて昨年度とは異なる内容の授業を実施しました。
 各講師の自己紹介の後、まず、小石川弁理士が「nocilis」(ノシリス)という名前の、ひっくり返すと形状が大きく変化するおもちゃを用いて知的財産の概要を説明しました。実際にノシリスをひっくり返してみせて驚いてもらった後に、「どうして形が変わるのか」を生徒達に考えてもらい、その種明かしから技術上の工夫(発明)の説明につなぎました。つぎに、色々な形状のノシリスを通じて、同じ技術を利用するものでも様々なデザインが生まれると説明し、さらに「nocilis」という名前の由来(材料であるシリコン樹脂のsiliconをひっくり返して読んだもの)の紹介と共に商標の概念を説明しました。そして、これらの知的財産を守る制度があることを紹介し、ノシリスに関しても、特許権、意匠権、商標権の各権利が成立していることを話して前半を締めくくりました。
 後半は、光明寺弁理士が、中学生用知財授業の「服の神」を用いて、特許制度の必要性、大切さ、発明について説明しました。さらに、小学生用知財授業の「君も今日からエジソン」の発明品の紹介の部分を用いて、発明品の体験をしてもらいました。
 小学生ほどはしゃぐことはありませんでしたが、やはり発明品には好奇心をくすぐられた様子で、生徒たちは、授業の後もすぐには教室を立ち去らずに、発明品を手にとり、発明のポイントや使い方を確認するなどして、楽しんでいました。また、後片付けを手伝ってくれながら、熱心な質問をされる生徒さんもおられました。

    



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