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「知財授業報告書」大阪府河内長野市立美加の台中学校

日  時 平成24年11月6日(火) 10:45-11:35
場  所 河内長野市立美加の台中学校
名  称 「知的財産特別授業」
対 象 2学年2クラス66名
内 容 君も今日からエジソン
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント  美加の台中学校は、私が幼少~高校時代を過ごした河内長野市南花台から自動車で10分ほどの場所にあります。30年ほど前に造成されたいわゆるニュータウンで、他のニュータウン同様、生徒数は年々減り続けているようです。
 今回の授業は、2年生66名でした。冒頭に「弁理士を知っている人?」と質問したところ、手を挙げた生徒はゼロ。弁護士なら知っているというので、「では、弁護士を知っている人?」と質問したところ、ほぼ全員が手を挙げました。いいのです。我々の授業は、常にここから始まりますから。このむちゃくちゃ面白い仕事を出来るだけ多くの生徒に知ってもらい、いつの日か、「私、知財授業を受けたことがきっかけで弁理士になりました。」という弁理士が現れること、これが、私がこの授業を継続して担当する最大の理由です。
 さて、美加の台中学校の生徒たちは、初め緊張した表情を浮かべていました。先生から「普段からおとなしい子ども達なので・・」と聞いていましたので、「スベる」のを覚悟していましたが、自転車、携帯電話、カップヌードルなどを例にとって知的財産権全般の話をするほどに、少しずつ興味をもってこちらを見てくれるようになりました。
 予定通り、「効き湯」のスライドを使って、知的財産権を説明した後、質問の時間をとりました。すると、「自分では物を作ることができない人でも特許を取ることができるのか」、「弁理士の年収は?」などの質問があり、また、授業が終わってから「Aさんが特許を持っていて、Bさんが特許権の侵害をしている。Aさんは、Bさんが侵害をしていることを知らないが、Cさんは、Bさんが侵害をしていることを知っているとき、Cさんは、何か言うことはできるのか?」など、なかなか鋭い、面白い質問がでました。
 少なからず生徒たちが知的財産権と弁理士という仕事に興味を持ってくれたことの満足感と、かつて過ごした河内長野の山林・田園風景に若干のノスタルジーな気分を感じつつ、仕事に戻りました。

    



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