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「知財授業報告書」大阪府池田市立呉服小学校

日  時 平成24年4月26日(木) 10:50-11:35
場  所 池田市立呉服小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内 容 君も今日からエジソン
対  象 5学年2クラス68名
担当部署 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会
コメント  平成24年度最初の知財特別授業は、大阪府池田市の呉服小学校からのスタートとなりました。呉服小学校は、毎年、知財特別授業を申し込んで下さる常連校で、私にとっても、昨年に続く2回目の訪問となりました。校内にある素敵な音楽堂(池田市が所有)で授業をさせてもらえるというワクワク感と、同校の元気な子ども達に太刀打ちできるだろうか、というドキドキ感をもって、三宅弁理士と共に授業に臨みました。
 さあ、最初の質問からどんどん手が上がります。冒頭の「発明って、どんなものだと思いますか?」という抽象的な質問にも、いくつもしっかりした答えが返ってきました。
 「知っている発明家はいますか?」の問いに対しては、一般には「エジソン」という答えが返ってくることが多いのですが、同校における最初の回答は、「安藤百福!」。
 さすがはインスタントラーメンの発祥の地・池田の子! クイズタイムにカップヌードルが登場したときも、カップヌードルの発明なら何でもこい、という勢いで、色々な発明をあげてくれました(後で先生方から伺った話によると、校区内にあるインスタントラーメン発明記念館で、カップヌードル等にまつわる発明のことを詳しく学習しているとのことでした。)。
 数名に前に出てきてもらって、生活の不便を解決する方法を考えてもらうコーナーでも、登場した子ども達だけでなく、「客席」からも色々な意見が出されました。勝手に発言することなく、きちんと手を挙げて、指名を受けてから発言をする礼儀正しさに感動しましたが、時間の関係もあって、手を挙げてくれた人すべてを指名することができず、申し訳ない思いでした。
 今年度から、小学校での授業を、これまでの3名体制から2名体制で行う方針になったことに伴い、劇では、怪人X役を担任の先生にお願いしました。引き受けて下さった先生は、ド迫力の怪人を熱演され、先生が演じられることを知らなかった子ども達は、驚きと興奮に包まれている様子でした。
 この名演技の効果もあってか、劇の後の感想では「怪人X支持派」が多数を占めましたが、利益を没収された怪人Xを擁護する意見から「もう一度同じことをしたら、今度は逮捕されるで」という意見まで、幅広い感想を聞かせてもらいました。
 呉服小学校では、毎年、この知財特別授業を皮切りにして特別授業のカリキュラムを組んでおられるそうで、お別れの際も、「来年もよろしくお願いします。」と言っていただきました。校門まで丁寧に見送って下さった先生方との挨拶を繰り返しながら、このような熱心なリピート校の期待に今後もしっかり応えていくことの大事さに、改めて気づかされた思いがしました。

    



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