「知財授業報告書」兵庫県多可町立八千代中学校
日 時 | 平成24年5月18日(金) 13:30-15:00 |
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場 所 | 多可町立八千代中学校 |
名 称 | 第5回京都21世紀教育創造フォーラム サイエンスフェスティバル |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 1,2,3学年クラス191名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 | コメント | 兵庫県多可郡の多可町立八千代中学校は、JR加古川線の西脇市駅から車で約30分のところにあり、新緑の山に囲まれた、のどかな自然環境に恵まれた学校です。 今回は、3学年合計6クラス、191名を対象に知財授業を行いました。総合学習で1時間半の授業ということでしたので、教材として、小中高生向け知財授業新コンテンツである、入浴剤の「きき湯」とコインロッカーの「AiT」とを取り上げました。 まず、導入部分では、水田弁理士が「知的財産権」のイメージをつかんでもらうために、携帯していたスマートフォンを掲げて、この製品が、操作や通信機能などのアイデアについて特許、外観や画面のデザインについて意匠、名称について商標で守られているということをお話しました。次に、「きき湯」のスライドに沿って、三宅が、開発の苦労話から、そのように苦労したものについてアイデアを保護する必要性、「きき湯」の名称やボトルのデザインも、商標、意匠として保護されることなどを説明しました。詳しい説明に入る前に、「入浴剤を使ったことがある人」と問いかけたところ、ほとんどの生徒が手を挙げてくれました。そのような身近な入浴剤についての説明でしたので、興味を持って聞いてもらえたと思います。ここで10分間の休憩を挟んだ後、今度は、水田弁理士が「AiT」について説明しました。コインロッカーは、街中に住む生徒に比べれば、なじみは多少薄かったかもしれませんが、この教材はビジュアルな説明が解り易そうな上、クイズ形式を織り交ぜて構成されていて、楽しみながら聞いてもらえたと思います。そして最後に再度三宅がバトンタッチして、発明クイズを行いました。「全問正解者にプレゼント」という言葉につられたこともあってか、みんな元気よく答えてくれました。 今回の知財授業を依頼されたきっかけは、この中学校の校長先生が、以前に知財授業が行われた近隣の小学校の校長先生から話を聞かれて興味をもたれたことだったそうです。そのような横のつながりで知財授業に関心を持ってもらえるのはありがたいことで、これからも知財授業を広める一助になるかもしれないと思いました。 |
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