「知財授業報告書」青少年のための科学の祭典2012大阪大会 (サイエンス・フェスタ)
日 時 | 平成23年8月18日(土)、8月19日(日) |
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場 所 | ハービスホール |
名 称 | 青少年のための科学の祭典2012大阪大会(サイエンス・フェスタ) 「知的財産特別授業」 |
主 催 | (財)日本科学技術振興財団・科学技術館、日本物理教育学会近畿支部など |
内 容 | 「君も今日からエジソン」・「きみだけのオリジナル回転台を発明しよう」 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 | コメント | 梅田ハービスホールで開催された「青少年のための科学の祭典2012大阪大会(サイエンス・フェスタ)」において、日本弁理士会近畿支部は本年も、知財授業「君も今日からエジソン」、および発明工作授業「きみだけのオリジナル回転台を発明しよう!!」を実施致しました。数年前から引き続きのサイエンス・フェスタへの参加で、土日両日の出展です。サイエンス・フェスタは毎年盛況で、本年も多数の方が来場されました。 知財授業、および発明工作授業は共に、数十人の子ども達を対象に行うものでありますが、小学校や中学校へ赴いて行う普段の授業との大きな違いは、子供達の年齢層が幅広いこと、保護者である大人達も参加されること、そして特にステージ利用の知財授業に関しては参加が自由なことです。 ステージを利用するオープンスペースでの知財授業には、40~50名の方々が参加してくれました。友達同士で参加されている子ども達も多く、サラカップル、カタシャンボトル、肩ブレラのアイデア出しやハムをバラバラにする実演に関しては、恥ずかしがりながらも子ども達が手を挙げて参加してくれました。寸劇では、エフ博士よりも怪人Xの商品を買うという人が多く、この傾向は両日とも見られました。怪人Xがあまり怖くなかったからでしょうか。また、日本弁理士会から配布されたボールペンも非常に好評でした。 工作授業については、事前に配布される整理券も早めに受付を終了しており、満員の中授業が始まりました。低学年の子どもを含めた家族連れの方々も多数出席されており、付添いの親御さんも一緒に参加されての授業となります。工作授業が進行するにつれて親御さんの方がやや熱くなりすぎる傾向が見られましたが、普段の工作授業では見られない親子で工作に取り組む姿勢は、非常に微笑ましく感じました。授業終了後には、帰ってからも続きをしたいとのことから、さらに画用紙を持って帰りたいと要望する子どもも多く、帰宅後に自分の回転台を完成させたときの子ども達の姿も一度見てみたいなぁと思いました。 今回は普段の授業と勝手が異なり多少苦労する部分もあったのですが、サイエンス・フェスタでの知財授業、工作授業を通して、いろいろな方々に発明や弁理士、そして特許について説明することができ、また一緒に楽しんで授業を行うことができ、非常に有意義な一日を過ごすことができました。 ところで、知財授業と工作授業の間に少々時間がありましたので、サイエンス・フェスタの各ブースを見学させてもらいました。中学や高校、大学、企業と、ブースに出展している幅広い年齢層の方々が、いろいろな切り口からさまざまに科学の面白さを語っていました。また、白衣を着て走り回り、頑張って実験している学生の姿や、自ら作製したと思われる模型を使って、小学生や中学生を相手に一生懸命説明している学生の姿には、非常に感銘を受けました。そして、説明を聞いて納得している子どもや、実験がうまくいったときの説明者の得心した笑顔、実験終了後の備品をお土産にもらって喜ぶ子どものはにかんだ笑顔を見ていると、こちらまで笑顔になり、私にとっては非常に充実した一日となりました。 (1日目講師:丹下 園美、立川 伸子、田中 勝也) (2日目講師:中塚 雅也、光明寺 大道、藤野 睦子) |
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