HOME > 知財支援活動 > 知財授業 > 報告 > 知財授業報告書「京都府立峰山高等学校」

知財授業報告書「京都府立峰山高等学校」

近畿支部知財授業担当  中川 美和


日  時 平成30年11月12日(月) 14:40-16:10
場  所 京都府立峰山高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 高校・高専知財授業(寸劇)
対  象 2年生、3年生2クラス41名
講  師 五郎丸 正巳、中川 美和
コメント  峰山高校は、丹後半島の付け根、京丹後市峰山町に位置し、緑豊かな環境に恵まれた高校です。今回知財授業を受講していただいたのは、産業工業科の2年生、3年生の生徒さん41名でした。
 産業工業科は機械系・デザイン系等工業系の科目を学ぶ専門学科で知的財産との結びつきも深い学科ということもあり、知財授業の中でも難易度の高い「特許権の取得から特許権侵害をめぐる攻防まで」というプログラムのご依頼を受けました。
 事前授業として産業工業科の先生より知的財産権の講義がありました。担当の先生は製造業出身でご自身が発明者として特許出願した経験も踏まえて、熱く知財の説明をされていました。生徒さんたちに授業の背景を知っていただく点で非常に助かり、また専門知識豊かな先生方ご同席のもとでの授業となり、身の引き締まる思いがしました。
 授業の前半は、iPhone・カップ麺など身近な製品にまつわる最近の知財訴訟の紹介、後半は「おにぎりパック特許権物語」というおにぎりパックの発明を通して特許出願・権利取得、知的財産の活用(訴訟・ライセンス等)を知ってもらう寸劇仕立ての講義でした。
 特許性判断、特許権侵害の認定などかなり高度な内容でしたが、物語の途中で特許権訴訟の原告被告どちらの意見が正しいか生徒さんたちに挙手して頂く場面でも、みなさん積極的に挙手して頂き、あっという間の90分でした。
 最後は受講した代表生徒さんより、身近な製品にいろいろな知的財産権があること、その知的財産権に弁理士が関わっていることに興味を持ったとのコメントを頂き、我々は非常に感動しました。
 大半の生徒さんたちが将来製造業に携わるとのこと、生徒さんたちの今後の活躍の場で今回の知財授業が一助となることを願ってやみません。


 

興味津々の生徒達に講義を行う講師

※「iPhone」はアップル インコーポレイテッドの登録商標です。


« 戻る