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知財授業報告書「福知山市立佐賀小学校」

近畿支部知財授業担当  中山 聡


日  時 平成30年12月13日(木) 10:50-11:35
場  所 福知山市立佐賀小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 5,6年生2クラス11名
講  師 中山 聡、茅島 真吾
コメント  今回の知的財産特別授業は、京都府の福知山市と綾部市とのほぼ中間に位置する、「佐賀小学校」で行われました。特急列車の始発で京都から綾部に向かったのですが、車窓から流れる山あいの景色には12月の半ばにも関わらず雪が全くなく、柿の実や色づいた葉などの秋を感じさせるものばかりがありました。そんな景色を見ながら、平成最後の秋がゆくのを感じていました。
 学校に到着すると、私達を歓迎するメッセージボードの傍で、お一人の先生に出迎えていただきました。校長先生にご挨拶をさせていただき、また軽くお話をさせていただいた後に、授業の会場に移動しました。
 今回、茅島弁理士が司会役、私が補助で、「君も今日からエジソン」を題材とした授業を担当しました。
 茅島弁理士は、気取りなく親しみやすい感じで児童達に接しながら、余裕と安定感のある授業を展開されました。児童達と年齢が近いお子さんをお持ちの茅島弁理士だからこそのなせる業であると、補助をしながら感服しました。授業には、担当の先生に怪人X役としてご協力いただきましたが、その先生は若いながらもかなりの演技派でした。一人の児童が、怪人Ⅹが退場するときに「ちょっと可哀想…」と呟くくらい、見事に役をこなされました。
 児童達は、とても素直でありまたノリが良く、意欲的に授業に参加してくれました。茅島弁理士のお話を熱心に聞き、また、茅島弁理士から手渡された発明品を、目を輝かせて触っていました。さらに、授業中は茅島弁理士の問い掛けに対してしっかり答え、そして授業の最後には、授業の感想とどうしてそう思うのかについて何人かが話してくれました。佐賀小学校では、全校児童(1年生も!)が、原稿用紙2~3枚程度で自分の考えをまとめて発表する「竹の子タイム」という取組を行っています。その成果がしっかり現れているのだと思います。
 佐賀小学校では、児童達の心を育てるという目的のために、様々なことを児童達に体験させています。今年、児童達は、京都の老舗「瓢亭」の高橋英一氏から出汁の取り方を学び、ブレイクダンスチーム「一撃」のKATSU氏から運動会の踊りの指導を受けたそうです。児童達の心を育てる機会に関わることができたことに感謝するとともに、今回の授業が、心を育てるための糧になってくれることを、切に、願います。


 

興味津々の児童達に講義を行う講師


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