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知財授業報告書「京都市立嵐山東小学校」

近畿支部知財授業担当  立川 伸子


日  時 平成31年1月11日(金) 10:45-12:20
場  所 京都市立嵐山東小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(片手でもてるかな)
対  象 4年生2クラス49名
講  師 松山 徳子、立川 伸子
コメント  京都市立嵐山東小学校は阪急嵐山駅から約1km程にある、観光地として有名な渡月橋とは反対側に位置する静かな住宅地にある小学校です。今回は、昨年(2018年)知財普及・支援委員会で作成した新コンテンツの発明工作授業「片手でもてるかな」を行いました。本コンテンツの作成にかかわった松山弁理士が1時間目を行い、私は2時間目を担当しました。新コンテンツを用いた授業は私は初めてでした。
 まずはじめに知的財産権の説明をします。「これから皆さんに発明をしてもらいます。素晴らしい発明は特許という権利で守られます・・」と始め、「知的財産権にはデザイン(意匠)やネーミング(商標)を守る権利もあります。素敵なデザインの作品を作ってもよいし、もしも早く作品ができた人はその作品に良い名前を考えてください」などと、様々な側面から知的財産権とは何かを児童たちにもわかるように説明を進めます。
 さて、肝心の工作授業。課題は「ジュースを入れたコップとポップコーンを入れたお皿を、片手で持てる容器を作ること」です。最初は、寸劇の知財授業でよく使っているサラカップルの形(コップの上に皿の中心部を置き、コップの口にあたる皿の部分をくり抜いて両者を合体させた形)ができるのだろうな、と思っていました。
ところが、コップをお皿の上に置く形、コップをお皿の横に置く形、首からつるす形、コップやお皿を複数使う形など、実に様々な作品ができあがりました。一人でどんどん作品を作っていく児童もいれば、班全員で話し合いながら作品を作っていくグループもあり、ワイワイと楽しそうに作品を作る児童たちの姿が印象的でした。また同時に、様々な応用が可能な新コンテンツの素晴らしさも実感できました。
 嵐山東小学校の児童達は、最後の片付けまでしっかりしてくれました。授業中ハキハキと発表する姿とともに、授業終了後、床にチリ一つ残さずお掃除をする姿に感心しました。楽しい授業を終えて、すがすがしい気持ちで学校を後にしました。


 

発想力豊かな児童達と工作を行う講師


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