知財授業報告書「高槻市立北大冠小学校」
近畿支部知財授業担当 八木 まゆ
日 時 | 平成31年1月16日(水) 13:50-14:35 |
---|---|
場 所 | 高槻市立北大冠小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生3クラス82名 |
講 師 | 竹口 美穂、八木 まゆ |
コメント |
今回は、この4月に創立50周年を迎える高槻市立北大冠小学校を訪問しました。6年生向けの「職業紹介」の一環として知財授業を選択していただきました。司会役の竹口弁理士が冒頭で「弁理士」という職業を知っている人はいますか?と問いかけたところ挙手する児童が見事にいませんでしたので「弁理士」を紹介する良い機会になりました。 身近な課題を解決するための工夫に取り組んでもらう場面では、シャイな児童達でしたが口々に「ああしたらいい、こうしたらいい」と各々自分の考えを持っているようでした。実際にやってみると、身近な課題に対する工夫もなかなか実現が難しいというところにも気付いてもらえたと思います。 特許権侵害を説明する寸劇では、F博士や他の人の発明の「パクリ」をドンドンして簡単に儲けてやろうと企む怪人X役の先生の熱演によって大いに盛り上がりました。品質が同じなら安い方がいい!と最初は怪人Xに肩入れしていた児童達も、それでは次の新しい発明が生まれなくなるという問題に気付きつつ、かと言って値段が高くては困る、と現実的に考え悩む真剣な顔つきを見せてくれました。知的財産権の重要性を、身をもって感じてくれたことと思います。 最後に質疑応答の時間を設けました。これまでどれほどの数の発明を守ってきたのか?これまで携わってきた中で有名な発明は何か?どのような試験を受けるのか?と質問が矢継ぎ早に出されました。「弁理士」がどのような職業なのかということを理解しようとする姿勢に、とても嬉しく感じました。 今回の知財授業をきっかけにして児童達が将来、「弁理士」という職業について少しでも覚えておいてくれることを願いながら学校を後にしました。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師