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知財授業報告書「大阪府立和泉高等学校」

近畿支部知財授業担当 中山 聡


日  時 平成30年12月3日(月) 14:15-16:05
場  所 大阪府立和泉高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 高校・高専知財授業(寸劇)
対  象 1年生9クラス360名
講  師 山田 淳一、中山 聡
コメント  今回の知的財産特別授業は、だんじりで有名な岸和田にある「和泉高等学校」で行われました。和泉高校は、東岸和田駅から、泉州卸売団地を通り抜けるように北西に向かった先にあります。100年以上の歴史があり、1000名以上の生徒が在籍し、そしてかなり広い敷地と校舎を持つ、あらゆる面でスケールの大きな学校です。
 今回、山田弁理士と二人で、「おにぎりパック特許権物語」をメインの題材とした授業を担当しました。授業に参加する生徒の数が300名以上と大人数であったため、全体を2グループに分け、それぞれのグループに対して同じ内容の授業を行いました。
 最初のグループに対する授業では、産業財産権をはじめとする知的財産権についての簡単な説明および寸劇の司会を山田弁理士が担当し、、寸劇のナレーションを私が担当しました。最初のグループの生徒は元気が良く、山田弁理士の問い掛けに対して積極的に手を挙げ、また、スライドに現れるキャラクターの表現豊かな声に良い反応を示してくれました。
 そんな生徒に対して、山田弁理士は、よく通る声でゆっくり話し、また授業の難解な部分については補足を加え、とても丁寧に授業をしていました。「ナレーションは何度か担当したことがありますが、司会はあまり担当したことがないです。」と言っていましたが、そう感じさせないくらいの内容でした。
 次のグループに対する授業では、司会などを私が担当し、ナレーションを山田弁理士が担当しました。最初のグループと比べて、全体的に大人しい印象を受けましたが、私の問い掛けに対してしっかりと考えてくれていたように思います。
 和泉高校では、IM(IS ME HOUR)という取り組みを行っています。この取り組みは、生徒が深く物事を考えるようになりそして伸びていくことを狙いとした、和泉高校独自のものです。この取り組みの一環として、また、より良いアイデアを創り出すための何かを生徒に得てほしいという担当の先生の想いがあって、今回の授業が実現しました。今回の授業が取り組みの一助となり、そしてこの授業から生徒が何かを得てくれていれば、とても嬉しく思います。


 

興味津々の生徒達に授業を行う講師


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