知財授業報告書「大阪府立千里高等学校」
近畿支部知財授業担当 三宅 康雅
日 時 | 平成30年12月14日(金) 10:20-12:00、12:50-14:30 |
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場 所 | 大阪府立千里高等学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 高校・高専知財授業(寸劇) |
対 象 | 1年生4クラス160名 |
講 師 | 三宅 康雅、吉岡 亜紀子 |
コメント |
今回訪れた千里高等学校は、大阪府吹田市北部の千里丘陵に位置し、万博記念公園の近くの閑静な住宅地の中にあります。この千里高等学校は2010年からの5年間、文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」研究指定校としての指定を受けたことがあるなど、科学教育にも力を入れていて、今は国際文化科4クラスと、総合科学科4クラスとがある学校です。 今回の授業は、総合科学科の1年生4クラス、160名が対象で、2クラスずつ2回に分けて、「おにぎりパック特許権物語」を中心とした授業を行いました。最初の2クラスの授業では、導入の知的財産権などについての簡単な説明とスライドの弁理士役を私が担当し、スライドのナレーションを吉岡弁理士が担当されました。また、次の2クラスでは、役割を交代して授業を行いました。 最初に、知的財産や弁理士について知っているかと問いかけたところでは、ほとんど知っている生徒はいなかったのですが、具体的な説明に入ると、科学系のクラスというだけあって、興味津々という様子で聞いてくれていました。この知財授業をお申し込み頂いたご担当の先生は、以前に従事されていた研究開発で出願経験がおありということでしたが、吉岡弁理士はベテランらしい機転でその先生に発言を求めたりしながら展開し、台本に沿いつつもアドリブをふんだんに盛り込まれて、一層、盛り上がりのある知財授業になっていました。 寸劇中に出てくる「どう思いますか?」という問いかけについてのディスカッションでも、前後左右の生徒同士で活発に議論してくれていました。最後の質問では、案の定、意見が分かれましたが、知的財産権には、判断が難しい面もあることを実感してもらえたかと思います。 この授業を受けてくれたのは、将来、知的財産権に関わる可能性も大いにある生徒さんたちだと思いますので、この授業が何らかの形ででも役立てば、ありがたいと思いました。 |
興味津々の生徒達に授業を行う講師