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知財授業報告書「橋本市立橋本中央中学校」

関西会知財授業担当 森本 宜延


日  時 令和元年11月14日(木) 13:40-14:30
場  所 橋本市立橋本中央中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 中学知財授業(寸劇)
対  象 2年生3クラス98名
講  師 千原 清誠、道坂 伸一、森本 宜延
コメント  橋本中央中学校は、南海高野線およびJR和歌山線の橋本駅から徒歩で15分程のところにあります。私ども講師の3人は橋本駅で集合し、駅前で柿の葉寿司を食べ、紀ノ川のほとりで少し休憩してから、橋本中央中学校に向かいました。
 この橋本中央中学校では、椅子に取り付け可能なスーツ用ハンガー「服の神」を題材にした寸劇を行いました。寸劇の司会を千原弁理士が演じ、「服の神」を発明するユメノ社長を道坂弁理士が演じ、「服の神」を真似した「マジックハンガー」で儲けようとするマネタ社長を森本が演じました。
 寸劇開始前の導入部分では、司会の千原弁理士が、スマートフォンを題材にして、特許が技術を保護する制度であることや、商標がネーミングを保護する制度であること、意匠がデザインを保護する制度であることなどを説明しました。この説明のなかには、スマートフォンで有名なiPhoneが、なぜ、「アイフォン」ではなく「アイフォーン」と表記されるのか、といった話もありました。
 寸劇では、「服の神」や「マジックハンガー」を取り扱うデパートの店員を、橋本中央中学校の先生が演じてくれたところ、先生が登場したときに生徒達は一番盛り上がりました。生徒達が、当初少し緊張していたかもしれませんが、先生のノリノリの演技によって、生徒達の緊張がだいぶほぐれたようでした。
 寸劇後の質問タイムでは、弁理士の年収に関する質問があったところ、生徒予想の年収が、リアルなものであったため、その金銭感覚の鋭さに感嘆しました。
 授業を終えた後には、学校と知的財産権との関わりの具体例などについて、校長先生や担当の先生とお話したところ、とても興味深く聞いてくださいました。知的財産への関心が一般に高まってきていると感じるところ、先生方とのお話のなかで、それを強く感じました。
 今回の授業をとおして、特許といった知的財産権や、弁理士という存在に少しでも興味をもってもらえたならば幸いです。

 

興味津々の生徒達に講義を行う講師

※「服の神」は株式会社日乃本錠前の登録商標です。

※「iPhone」はアップル インコーポレイテッドの登録商標です。


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