知財授業報告書「和歌山県和歌山工業高等専門学校」
関西会知財授業担当 佐々木 達也
日 時 | 令和元年10月9日(水) 13:00-13:50 |
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場 所 | 和歌山県和歌山工業高等専門学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(ペーパータワー) |
対 象 | 1年生1クラス40名 |
講 師 | 佐々木 達也、松山 徳子 |
コメント |
和歌山県の中部の御坊市にある和歌山工業高等専門学校の電気情報工学科の1年生向けに、ペーパータワーの発明工作授業を行いました。 当日は雲一つない秋晴れで、綺麗な海の向こうには対岸の徳島県が見えるほどでした。 この学校では1学科40名の1クラスで、生徒の多くは併設の寮から学校に通うため、ほとんどの時間を共に過ごすとのこと。授業前の昼休みに授業の準備をしながら生徒達の様子を見ていたのですが、とても仲が良く、明るい雰囲気のクラスであることがすぐに分かりました。 生徒達はこの授業の2日前に先生から特許や意匠についての講義を受けており、特許が発明に関連することを理解したうえで授業に臨んでくれました。 円柱を並べて上に積み上げるタワーを考える班が多い中、細い柱を斜めに配置して中央を支えるタワーを作る班、三角柱を基本構成としてタワーの強度を保とうとする班など、どれも異なる形式となっていました。また、高さではなくデザイン賞を狙ってタワー頂上の形状を工夫した班もありました。 オリジナルのものを作ることが大事という説明をしたわけではないのですが、全て異なる形のタワーができたのは、どの班の生徒達もオリジナルのものを作るという感覚を自然に持っているからと感じました。 授業後には、生徒達がこれから取り組む課題としての「ペット用知育玩具」の開発についての説明が先生からありました。これからアイデア出しをして、来年のパテントコンテストへの参加を目指すとのことです。 今回の授業を受けてくれた生徒達は、今後も継続的に知的財産へ触れていく機会を持ち続けるようなので、これからどのようなアイデアが生み出されていくのかが楽しみです。 |


発想力豊かな生徒達と工作を行う講師