知財授業報告書「堺市立新金岡東小学校」
関西会知財授業担当 佐々木 達也
日 時 | 令和元年12月13日(金) 13:50-14:35 |
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場 所 | 堺市立新金岡東小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(片手でもてるかな) |
対 象 | 6年生1クラス29名 |
講 師 | 八木 まゆ、佐々木 達也 |
コメント |
御堂筋線の新金岡駅の出口を出てすぐ、便利な場所に位置する新金岡東小学校にお邪魔しました。私は知財授業には長い間携わっていますが、「片手でもてるかな」のコンテンツは初体験。すでに経験のある八木弁理士が司会を務め、カップヌードルを題材にして発明について説明したあと、早速工作に取り掛かりました。 机の上に置いてある課題の紙を見るなり「もう思いついたで」と語る児童もおり、ほとんどの児童が自分で手を動かして工作を進めます。 普通はコップの上からストローで吸うところ、皿の底に貼ったコップの下に穴を空けてストローを曲げて上に持ってくる作品ができました。なるほど、これならポップコーンはコップの中に落ちることはありません。 やはりポップコーンを大盛りで入れたくなるようで、新聞紙を丸めたポップコーンを大量に作って、皿の周囲に高い壁を作って容量を増やした発明や、コップと皿を2段にしてジュースもポップコーンも“倍”入るようにした発明などが出てきました。 また、皿を使わずにコップにポップコーンを入れてもいいわけで、コップを縦方向に半分に仕切って片方にジュース、片方にポップコーンを入れられるようにした発明や、コップを上げ底のようにして下にジュース、上にポップコーンを入れた発明も出てきました。 他には、紙コップで薔薇の花のような意匠を作り、皿のふちに貼り付けたデザインをする児童もいました。 工作時間は正味30分ぐらいだったかと思いますが、短時間でいろいろなアイデアが出てくる発想力に感心しました。また、児童達は、自分が考えたことを真似されるのは嫌だというのも感じているようで、その感覚を成長してもそのまま持っていてほしいと感じました。 |


発想力豊かな児童達と工作を行う講師
※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。