知財授業報告書「上郡町立高田小学校」
関西会知財授業担当 石井 里依子
日 時 | 令和元年12月5日(木) 11:30-12:15 |
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場 所 | 上郡町立高田小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 5年生1クラス30名 |
講 師 | 渥美 元幸、石井 里依子 |
コメント |
今回、私達が訪問した上郡町立高田小学校は、兵庫県の西端に位置します。校門をくぐると竪穴式住居を復元した建物が目に入り、高田小学校に再訪できた喜びを感じました。知財授業の前は、ちょうど全校生徒で駆け足の時間で、広々とした校庭に児童の元気な声が響いていました。 知財授業のはじめに、アシスタントのチャッピーを紹介しました。チャッピーは、まるで生きているかのように動く仕掛けを内蔵したイタチのぬいぐるみです。児童はチャッピーの動きの謎を易々と解き明かし、チャッピーと私達を大歓迎してくれました。 「発明って何でしょう?」というクイズには、たくさんの元気な挙手があり、すんなりと花丸の回答が出ました。児童がこの授業を楽しみにしていてくれたことがわかり、嬉しく感じました。 児童は、片手が使えない状況でポンプ式シャンプーボトルからシャンプーを出すという課題に対して様々な解決策を提案してくれました。なかでも印象的だったのは、足を使ってボトルヘッドを押すという、非常に柔軟な発想から生まれた解決策です。商品「カタシャンボトル」を紹介し、どのようにして課題が解決されているかを説明すると、児童は興味津々で商品を観察していました。活発な児童が多く、そのほかの課題に対しても次々と解決策が提案されました。 寸劇では、担任の先生が扮する怪人Xは、児童に大人気でした。でも、児童の殆どが怪人Xが売る偽物商品は買わないと意思表示しました。怪人Xに発明を横取りされて落ち込みかけていた博士は、児童を味方に付けて元気になったと思います。最後のお楽しみクイズでは、全問正解をかけて皆で盛り上がりました。全問正解の児童も数名いたようです。 終始楽しい雰囲気の知財授業となりました。今回の授業を機に、発明に興味を持って発明が楽しいと感じていただけたら嬉しいです。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師