知財授業報告書「大阪市立高見小学校」
関西会知財授業担当 古田 昌稔
日 時 | 令和2年1月21日(火) 14:30-15:15 |
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場 所 | 大阪市立高見小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生3クラス79名 |
講 師 | 古田 昌稔、伊原 節子 |
コメント |
今回私達が訪問した大阪市立高見小学校は、阪神本線淀川駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街に位置しています。私は久しぶりの授業担当だったため少し緊張していたのですが、廊下で出会う児童達の元気な声を聞いて、緊張が少しほぐれたような気がしました。授業では、司会役を伊原弁理士が担当し、F博士役を私が担当しました。怪人X役は担任の先生に担当して頂きました。 肝心の授業ですが、「発明」「特許権」といった耳慣れない言葉の登場にもかかわらず、私たちの説明に熱心に耳を傾けてくれていました。手を使わずに傘をさせるように児童にアイデアを出してもらう場面では、予め準備した道具の中からベルトとクリップを選び、ベルトとクリップを使って傘の柄を上手に体に固定するアイデアを出してくれた児童がいました。瞬時の発想に驚かされるとともに、アイデアを生み出すことの面白さを感じてもらえたような気がしました。また、「F博士のような人がいなくなったら世の中はどうなりますか?」という質問に対しても、「新しい発明が生まれなくなって世の中の進歩が止まる」と的確に答えることができた児童もいて、非常に驚かされました。最後のクイズタイムも好評で、多くの身近な物が日本人によって発明されたことを知って驚いている児童が多くいたのが印象的でした。多くの児童が積極的に挙手してくれましたので、授業をスムーズに行うことができたと思います。 授業の冒頭に「弁理士を知っている人はいますか?」と質問したところ、弁理士を知っている児童はゼロでした。しかし、本授業を通じて、発明や発明を守るための仕組みを学ぶとともに、弁理士のことも覚えて頂けたのではないかと思います。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師