知財授業報告書「舞鶴市立余内小学校」
関西会知財授業担当 岸本 忠昭
日 時 | 令和元年11月12日(火) 14:00-14:45、14:50-15:35 |
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場 所 | 舞鶴市立余内小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作事業(片手でもてるかな) |
対 象 | 5年生2クラス70名 |
講 師 | 大野 義也、岸本 忠昭 |
コメント |
京都府北部の舞鶴市立余内小学校を訪問しました。余内小学校は、昨年度は、「知的財産特別授業」の「君も今日からエジソン」を受講したリピート校であり、このようなリピート校が増えていくのが楽しみです。今回の「知的財産特別授業」は2コマあり、1コマ目は大野委員が担当し、2コマ目は岸本が担当しました。 この発明工作授業「片手でもてるかな」は、初めて担当しましたが、「回転テーブルをつくろう」よりもアイデアを考えやすく、またそのアイデアを物として仕上げるのも比較的容易で取り組みやすく、それでいて多くのアイデアが出てくるという優れた教材と思いました。「回転テーブルをつくろう」の場合、何を作ろうかなと考える時間が生じ、開始から5分間程は手が止まった状態がありましたが、「片手でもてるかな」の場合、この考える時間が短く、少しすると手が動き出して作り始めていました。 中間発表の段階になると、色々なものがあるためにどれを取り上げようかと迷うほどであり、また最後の発表のときには、時間がなくて発表できないものが多く残りました。例えば、皿に蓋があるタイプ、帽子タイプ、コップ二つのタイプなどがありました。この「片手でもてるかな」は、時間配分を考え、発表する作品数を多くし、その発表を児童自らが行うようにすると、自主性も取り込んだ知的財産特別授業になるのではないかとふと思いました。 最後に、余内小学校の児童達は、地方でのびのびと育っている感じがしました。授業中は集中して取組み、途中で遊び出すことがなく、担当の先生も作ってもらい、全員が取り組んだ発明工作授業でした。 |
興味津々の児童達に講義を行う講師