知財授業報告書「神戸市立鹿の子台小学校」
関西会知財授業担当 岡 恵
日 時 | 令和3年12月14日(火) 10:45-11:30 |
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場 所 | 神戸市立鹿の子台小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 象 | 6年生3クラス114名 |
講 師 | 小林 義周、岡 恵 |
コメント | 今回、知的財産特別授業を実施したのは、神戸市立鹿の子台小学校です。同小学校は、三田盆地の南端に位置し、美しく整備されたなだらかな丘の上にありました。 会場は体育館でした。お行儀よく三角座りした6年生(3クラス)の皆さんの前で、2名の講師による、体当たりの知財授業(寸劇)は始まりました。まずは、ウォームアップとして、第3の講師、チャッピー君の登場です。たちまち児童の皆さんの瞳がキラキラと輝き始めました。 小林弁理士による発明の定義の説明のあとに、サラカップル、カタシャンボトル、肩ブレラなど、不便を解決するアイデアがつまった発明品が次々に紹介されました。「くらしの不便を解決するための工夫」という言葉が児童の皆さんの心に響いたように思えました。 特許侵害をテーマにした寸劇では、弁理士役の小林弁理士、エフ博士役の私(岡)、怪人X役の担任の先生による3者のセリフを通じて、「特許権とは、侵害とは、弁理士の役割とは」についてわかりやすく説明し、表現することを試みました。児童の皆さんは集中してセリフを聞いてくれました。中でも印象に残ったのが、「安く売っていた模倣品の儲けは少ないから、儲けた額を賠償されても、(賠償額としては)足りないのではないか」という意見でした。また、「弁理士の仕事とはどういうものかわかった」、「発明を守る弁理士の仕事はすばらしいと思う」などの感想も頂きました。 児童の皆さんの素直なリアクションは、新鮮で心が洗われるような気持ちでした。最後の「発明してみたい人」という問いに対し、多くの児童から元気良く手が上がりました。今回の授業が、「発明」や「特許」などに興味や関心を持っていただけるきっかけとなれば大変うれしく思います。 |


興味津々の児童達に講義を行う講師