知財授業報告書「兵庫県滝川第二中学校」
関西会知財授業担当 中村 忠則
日 時 | 令和3年12月14日(火) 9:15-11:15 |
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場 所 | 兵庫県滝川第二中学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(回転台) |
対 象 | 1年生1クラス40名 |
講 師 | 中村 忠則、吉岡 亜紀子 |
コメント | 西神中央駅から市バスに乗り、バス停から徒歩10分ほどのところに位置する兵庫県滝川第二中学校を訪問いたしました。サッカー全国大会常連校の滝川第二高等学校と同じ敷地内の自然豊かな場所にあり、すれ違う度に児童達から挨拶をしてくれる気持ちの良い学校です。中学1年生3クラスあるうちのエキスパート未来創造コースの児童達に「回転台」作りを挑戦していただきました。 今回、ベテランの吉岡弁理士が進行を務め、私(中村)は、サポート役を務めさせていただきました。はじめに「弁理士」について簡単に紹介したのち、ビー玉とお皿と画用紙を使って回転台を作成するためのヒントについて説明して、創作にとりかかってもらいました。 早速、画用紙を切り始める児童、考え込んでいる児童など様々でしたが、ユニークな作品を制作している児童から順番に発表してもらうと、「あっ、そういうことか!!」とひらめき、集中して取り組む姿もみられました。 中盤になってくると、完成に近い作品もでてきて、さらに方向性がはっきりしてきたのか、創作スピードがどんどん上がっていました。 後半には、多くの作品が紹介され、安定して回転する構造とするために工夫が施された作品、デザイン性のある個性的な作品など、柔軟な創造性に感心させられました。また、失敗しても、その解決方法を自ら考え、試行錯誤を重ねている姿も印象的でした。 午前の時限を使った授業でしたが、時間いっぱい最後まで取り組み、あっという間のとても貴重な時間となりました。最後に、我々弁理士の仕事について説明したところ、児童達は静かに耳を傾けてくれました。 今回の知財授業をとおして、発明工作の楽しさを体感してもらうことができたとともに、知財について少しでも興味をもってもらえるきっかけとなったのではないかと思います。 |


知財授業を行う講師