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知財授業報告書「明石市立高丘中学校」

関西会知財授業担当 倉橋 和之


日  時 令和4年7月5日(火) 14:20-15:10
場  所 明石市立高丘中学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 2年生 128名
講  師 水田 慎一、冨田 光治、倉橋 和之
コメント  今回、私達が知的財産特別授業で伺ったのは明石市立高丘中学校です。校内では、すれ違う生徒の皆さんが元気よく挨拶してくれるアットホームな学校でした。
 授業では、椅子に取り付け可能なスーツ用ハンガー「服の神」のコンテンツを用いて、寸劇を交えながら、知的財産の保護の重要性と弁理士の役割について紹介しました。4クラス約120名の生徒さんの前で授業を行いましたが、最初から最後まで皆さんとても集中して聞いてくれていたように思います。
 寸劇の途中で行ったアンケートでは、「苦労して発明した商品を購入するか」「安い模倣品を購入するか」の問いかけに対して、安い模倣品を購入するという意見も多くみられましたが、寸劇を通じて発明品保護の大切さや、特許権を持っていない場合と持っている場合とでどのように運命が分かれるのか等について伝えることができたと感じます。
 次にクイズタイムを行い、どれが日本の発明品か生徒の皆さんに手を挙げてもらいました。カップラーメンや回転寿司は、ほとんどの生徒さんが日本の発明品であることを知っていましたが、一方でシャープペンシルやカッターナイフなどは日本の発明であることを知らない生徒も多かったようで驚いていました。身近なところにも日本の発明があることに気づいてもらえたのではないでしょうか。また、知財授業後に校長先生との会話の中で「クイズタイムで話していたように、発明に至った経緯・ストーリーを教えてもらったことでその発明に興味が沸きました」というお話があり、機会があればできるだけ発明ストーリーなども加えて伝えるようにしたいと思いました。
 今回の授業を通して、特許といった知的財産権や、弁理士という存在に少しでも興味を持ってもらえたならば幸いです。



興味津々の生徒達に講義を行う講師



※「服の神」は株式会社日乃本錠前の登録商標です。


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