知財授業報告書「吹田市立古江台小学校」
関西会知財授業担当 古澤 寛
日 時 | 令和4年9月9日(金) 13:30-15:05 |
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場 所 | 吹田市立古江台小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 小学知財授業(寸劇) |
対 者 | 5年生3クラス95名 |
講 師 | 古澤 寛、小林 義周 |
コメント | 吹田市立古江台小学校を訪問し、知財授業を行って参りました。古江台小学校は、吹田市の北部に位置し、阪急千里線の北千里駅から徒歩10分ほどの住宅街の中にあります。広々とした同校の敷地では、落ち着いた低層の校舎が長い廊下で繋がっています。 授業では、はじめに、司会進行役の小林弁理士が、「発明」と「弁理士」について簡潔に説明しました。次に、発明品(サラカップル,カタシャンボトル,肩ブレラ)に関する説明では、各発明が生み出された前提である不自由さ・問題点を具体的に伝えたうえで、その不自由さ等を解決するための工夫を、先ずは児童たちに考えてもらいました。多数の意見が飛び交いました。皿とその上に位置するカップとが一体化されたものや、シャンプー液が上に飛び出すシャンプーボトル、杖に取り付けられた傘など、様々なアイデアが活発に出されました。 この後、「サラカップル」を題材とした寸劇では、司会進行役を小林弁理士が担当し、「サラカップル」を発明したエフ博士役を古澤弁理士が担当し、「サラカップル」を模倣して安価に販売する怪人X役は、同校の先生に演じていただきました。サラカップルを入手するならエフ博士から本物を買うか、或いは怪人Xから安い偽物を買うかという質問には、エフ博士から本物を買うとの意見が多数でしたが、怪人Xから安く買うという意見も少数ながらありました。 今回の知財授業は、“いろいろな職業について調べてみよう”という学校側のテーマの下での第1弾の授業のようでした。生活・社会をより良くする営みとして発明など知的財産を創り出す職業や、知財に関わる職業としての弁理士に、児童たちには触れてもらえたのではないかと思います。 |
興味津々の児童達に講義を行う講師