知財授業報告書「京都市立向島藤の木小学校」
関西会知財授業担当 大濱 徹
日 時 | 令和4年11月24日(木) 10:40-12:15 |
---|---|
場 所 | 京都市立向島藤の木小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 発明工作授業(回転台) |
対 者 | 5,6年生 2クラス 48名(5年生:28名、6年生:20名) |
講 師 | 大濱 徹、松山 徳子 |
コメント | 知財授業を行った京都市立向島藤の木小学校は、京都市伏見区南部、宇治川の西側に広がり、駅からのアクセスが良い向島ニュータウンの中にあります。 松山弁理士が工作授業のメイン講師を務め、大濱弁理士が工作授業の補助と大阪・関西万博についての説明を担当しました。 5,6年生合計48名を一室(理科室)に集めて行いましたが、天気も良かったので窓を常時開放して換気を行いました。 最初に、弁理士、発明、意匠、および商標について、「はっぴょん通信」を使いながら説明しました。サッカーに関連する内容も示して説明しましたが、ワールドカップ前でもあったので、より興味をもって説明を聞いてもらえたのではないかと思います。 工作授業は、学年ごとに5~6名ずつに分かれ、途中に休憩を挟んで2部に分けて行いました。最初に、卓上回転台について市販品を示して説明し、今回の授業では、ビー玉と工作用紙とステンレス製のお皿とを使って同様の仕組みをもつものを考えて作る、ということを説明しましたが、どうして良いかわからず手が動かない児童が半数以上いました。 前半のなかごろに数名の児童の作品を紹介すると、その後は、それを真似たうえで改良を加える児童や、同じような動きを別の工夫で実現する児童や、意匠的なこだわりをもって工作する児童などが現れ、順調に進み始めました。 自分の作品を講師にアピールする児童など積極的に参加する児童が多く授業をスムーズに進めることができました。 最後に、日本弁理士会が「共創パートナー」として大阪・関西万博に関わっていることを説明し、授業を終えました。 授業開始時には弁理士を知る児童はいませんでしたが、最後の「私たちの職業は何でしょうか?」の問いに声を揃えて「弁理士!」と答えてくれました。今回の授業を通じて弁理士や発明等に少しでも関心を持ってもらえると良いと思います。 |


発想力豊かな児童達と工作を行う講師