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知財授業報告書「久御山町立佐山小学校」

関西会知財授業担当 森山 彰子

日  時 令和5年1月20日(金) 15:15-16:00
場  所 久御山町立佐山小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 発明工作授業(回転台)
対  象 5年生 2クラス 33名
講  師 中村 忠則、森山 彰子
コメント  今回、私たちが訪問した久御山町立佐山小学校は、明治5年開校の佐古小学校を起源とする歴史のある小学校で、京都府久御山町の国道1号線から少し住宅街に入った静かな環境の小学校でした。PTAの方が企画して頂いたということもあり、児童も保護者の方々も希望者参加ではあるものの、多数の児童、保護者の方々にご参加頂き、参観日のような大変活気のある雰囲気となりました。
 最初の挨拶で、中村弁理士より「弁理士」、「特許」や「発明」についての説明をした後に、森山弁理士より「商標」や「著作権」の説明をしました。
 その後、2025年の大阪・関西万博の説明をした際に、児童からは、万博の公式キャラクターの名前が「ミャクミャク」であるとの発言がありました。
 工作授業では、児童の皆さんに、工作室の6つのテーブルに4,5人ずつ分かれて座ってもらいました。工作材料として各児童に、ビー玉20個、工作用紙1枚、ステンレス製のお皿1枚を配りました。さらに、各テーブルに市販品の回転台を1つずつ配り、回転台についてと、作成に当たって解決すべき課題についての説明をしました。
 一斉に始めたものの、はじめはなかなか手が動きませんでしたが、今回はたくさんの保護者の方のご協力もあり、保護者の方も声かけや、一緒に考えて下さったことで、回転台の枠の作成から、中のビー玉の動きの制御方法など、少しずつ完成に向かって進み始めました。
 また、よく工夫できている児童や少し先に進んでいる児童の作品を紹介することで、そのほかの児童たちも同じように、またはさらに考えをプラスしたそれぞれ独自の回転台を作成し、45分と短い時間ではあったものの、終わりの方には立派に問題点を解決し、作品を完成させた児童もいました。作成途中の児童は家で完成できるように、材料は持ち帰り頂きました。
 今回は参観日のような活気のある雰囲気の中、児童それぞれが、回転台の課題解決に向けて非常に頑張ってくれていました。






 

発想力豊かな児童達と工作を行う講師


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