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知財授業報告書「高槻市立三箇牧小学校」

関西会知財授業担当 古澤 寛

日  時 令和4年12月13日(火) 10:45-11:30
場  所 高槻市立三箇牧小学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 小学知財授業(寸劇)
対  象 6年生 2クラス 40名
講  師 森 俊也、古澤 寛
コメント  高槻市立三箇牧小学校を訪問し、知財授業を行って参りました。三箇牧小学校は、高槻市南東部の郊外にあります。校庭の東側には、淀川が流れます。
 授業では、はじめに、司会進行役の古澤弁理士が、「発明」と「弁理士」について簡単に説明しました。次に、日常の不便を解消するための発明品の実例として、「サラカップル」「カタシャンボトル」「肩ブレラ」を、順番に紹介しました。各発明品の紹介の前に、各発明品が生み出された前提である不自由さや問題点を伝えたうえで、その不自由さ等を解決するための工夫を、先ずは児童たちに考えてもらいました。多数の意見が飛び交ってアイデアが出されました。従来品(皿とコップ、シャンプーボトル)の使い方の工夫のアイデアが多めでしたので、工夫を考えてもらう際、従来品の構造上の工夫を求めるべきであったと思いました。
 この後、「サラカップル」を題材とした寸劇では、司会進行役を古澤弁理士が担当し、「サラカップル」を発明したエフ博士役を森弁理士が担当し、「サラカップル」を模倣して安価に販売する怪人X役を先生に演じていただきました。サラカップルを入手するならエフ博士から本物を買うか、或いは怪人Xから安い偽物を買うかという質問には、エフ博士から本物を買うという意見もありましたが、怪人Xから安価な方を買うという意見が少し多いようでした。そのため、寸劇後のまとめでは、発明品の模倣が多い社会では技術の進歩が促進されない旨の説明をしました。
 最後に、発明などの新しいものや技術を守ることと大阪・関西万博との関係に触れ、大阪・関西万博に行った際には発明のことや弁理士という職業を思い出して欲しい旨を伝え、授業を終えました。
 今回の授業を通して、生活や社会をより良くする営みとして、発明することや発明を守ることの大切さに、児童たちには触れてもらえたのではないかと思います。






興味津々の児童達に講義を行う講師


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