「知財授業報告書」奈良県奈良県智辯学園奈良カレッジ小学部
日 時 | 平成23年12月13日(火) 13:40-15:00、2コマ |
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場 所 | 奈良県智辯学園奈良カレッジ小学部 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 5学年2クラス81名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 智辯学園奈良カレッジ小学部は、国定公園に隣接された自然豊かな地にあります。正門からは長い坂道が続き、息を切らせて進んだ先にはレンガ色の綺麗なドーナツ状の校舎がありました。山本教頭先生の案内で教室へ向かう途中、校舎で囲んだ中央に芝生の広場が見え、お昼休み時間中でもあったため、子どもたちが裸足で元気に走り回って遊んでいました。 最初に、ご挨拶方々、山本教頭先生、担任の和田先生にお話しを伺ったところ、知財授業は、小学部での「きらめき講座」として実施し、子どもたちには弁理士という職業を知って仕事内容もある程度理解してもらいたいとのご要望でした。今回の知財授業は、2コマ分の時間での実施であったので、弁理士の仕事の説明や発明の説明に長い目に時間を割り当てることとし、その反面、子どもたちが飽きずに聞いてくれるか少し不安でした。ところが、メイン司会は手馴れた大西正夫弁理士でもありましたが、何よりこれまで経験した中でも子どもたちが最初から最後まで非常に明るくて積極的に参加してくれましたし、みんな礼儀も正しく飽きずに聞いてくれ、とてもスムーズに進行できました。 知財授業を進める中、最初のバネ入りのぬいぐるみにもみんな喜んでくれましたし、スライドに登場するはっぴょんにも非常に興味を示し、また、弁理士という職業や発明の話し等をすると、みんなメモをとって聞いてくれました。そして、有名な発明家と言えば?と聞くと「エジソン」とみんな合唱してくれ、エジソンの発明品は?と聞けば、電球や蓄音機はすぐに出てきました。また、子どもたちに前に出て体験してもらう場面でも、みんなが目を輝かせて手を挙げて積極的に参加してくれ、どの子も当ててあげたいところを選ぶのに困るくらい、楽しく進められました。身近なものから便利にする工夫を考える場面でも、子どもたちが積極的に色々なアイデアを出してくれましたし、エフ博士と怪人Xが登場する寸劇でも興味津々に聞いてくれていました。日本人の発明品を当てるクイズでも、みんな元気に答えてくれ、大西正夫弁理士の解説にも関心をもって聞いてくれていましたし、また、山本教頭先生も参加して楽しく進められました。そして、最後に質問時間を設けたところ、なんと同日出願の扱いや冒認出願の扱いの事例に相当する質問が出てきて、知財授業のわずかな時間で凄く良く考えてくれたと感心した次第です。 今回の智辯学園奈良カレッジ小学部でも、子どもたちに弁理士やもの造りに関心をもってもらえたと感じ、先生方にも弁理士を更に知ってもらえたと思い、知財授業を行うことの励みになり、同時に、この知財授業が日本弁理士会近畿支部にとっては有意義な活動であることを改めて実感しました。 |

興味津々の児童達に講義を行う講師陣
(左写真左から 大西 正夫、宮崎 栄二、上西 信宏 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 宮崎栄二