「知財授業報告書」兵庫県宍粟市立野原小学校
日 時 | 平成23年12月1日(木) 11:25-12:10、1コマ |
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場 所 | 宍粟市立野原小学校 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 5,6学年クラス12名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 宍粟市立野原小学校のある宍粟(しそう)市は、兵庫県中西部に位置しており、北は鳥取県、西は岡山県と接しています。大阪から約140km、中国自動車道と国道29号線が交差する場所にあり、紅葉真っ盛りの山の中を縫うようにして学校に到着しました。 学校に到着してまず目をひいたのは、木造の素敵な校舎です。正面にはWELCOMEの英文字。最初は「?」と思いましたが、当校はオーストラリアの小学校と国際交流活動をしており、2年に一度、5,6年生がオーストラリアを訪問し、オーストラリアの児童も隔年で当校を訪れるそうです。校舎の中の掲示板には日本語表記の下に英語表記がなされ、授業の最初と最後の「起立」等の声かけも、児童によって英語でされていました。 今回の知財授業では、通常3名で行うプログラムを2名で行うことを試みました。これまでは司会役、博士役、怪人X役と3名で寸劇を行っていましたが、比較的セリフの少ない怪人Xを小学校の先生に担当していただくように準備をしました。今までにも中学校の寸劇では、4人目の役を学校の先生にお願いしており、大変上手に(のりのりで?)役になりきってくださる先生の演技に、生徒たちも大喜び、という光景を目にしていましたので、きっとうまくいくと考えていました。今回怪人Xをしてくださったのは、若い男性の先生で、背も高く声も大きく、ときにはアドリブも交え、怪人Xを快演してくださいました。今後、司会役、博士役、報告書担当、当日の準備、片付け(備品の発送手続き含む)を二人で行うのは、担当委員の負担はもちろん増えますが、不可能ではないと思いました。 全校生徒31名の小さな学校ですが、前述の国際交流に加え、稲刈り、芋掘り、スキー教室など多彩な校内活動によって、先生方だけでなく地域の人たちからも大切に育てられている野原小学校の児童たちは、素晴らしい若者に成長していくのだろうなあと思いながら、学校を後にしました。 |

興味津々の児童達に講義を行う講師陣
(左写真左から 水田 愼一、立川 伸子、中山 聡 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 立川 伸子