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知財授業報告書「奈良県立王寺工業高等学校」

関西会知財授業担当 古澤 寛

日  時 令和5年9月4日(月)9:55-11:35
場  所 奈良県立王寺工業高等学校
名  称 「知的財産特別授業」
内  容 中学・高校知財授業(講義)
対  象 1年生 1クラス 37名
講  師 光明寺 大道,古澤 寛
コメント  奈良県立王寺工業高等学校を訪問し、知財授業を行って参りました。王寺工業高等学校は、奈良県北部のJR王寺駅から南に徒歩10分ほどのところに位置します。校舎は小高い山の上にあり、校門を通った後、勾配のある車道を150メートルほど登ると校舎が迎えてくれます。校舎前の敷地には小型のヘリコプターが展示されており、工業高校ならではの雰囲気が感じられました。
 今回は、情報電子工学科1年生Aクラスの皆さんに、光明寺弁理士による2コマの授業を行いました。知的財産に関連する講義(1コマ目)と、J-PlatPatを使っての検索の授業(2コマ目)です。
 1コマ目では、企業内弁理士と事務所弁理士とを分けての弁理士業務の紹介、特許権・商標権等の知的財産権の区別の説明、登録制度のない著作権の特殊性の解説、身近にある各種商品が知的財産権で守られている事例の紹介をしました。また、世間でも話題になった特許紛争、商標紛争、東京オリンピックのエンブレム問題なども、知的財産権が絡んだ紛争であったことも紹介しました。
 2コマ目では、各生徒にJ-PlatPatを実際に使ってもらい、特許、商標、意匠のそれぞれについて、生徒にキーワードを例示したうえで簡単なキーワード検索を体験してもらいました。また、各自興味のある商品等について、それに関連するキーワードを自ら選択したキーワード検索もしてもらいました。オートバイに関連する検索が多かったです。
 今回の授業を通して、身近に知的財産があふれていることを知ってもらえたかと思います。また、J-PlatPatを使って手軽に検索できることを体験してもらいましたので、今後、必要なときには気軽にJ-PlatPatを利用してもらえればと期待いたします。



興味津々の生徒達に授業を行う講師




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