「知財授業報告書」大阪府東海大学付属仰星高等学校中等部
日 時 | 平成23年10月6日(木) 13:30-14:20 |
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場 所 | 大阪府東海大学付属仰星高等学校中等部 |
名 称 | 「知的財産特別授業」 |
内 容 | 君も今日からエジソン |
対 象 | 1,2,3学年9クラス327名 |
担当部署 | 日本弁理士会近畿支部 知財制度普及委員会 |
コメント | 東海大学付属仰星高等学校中等部は、京阪交野線村野駅から約1kmの閑静な住宅街にある学校です。門を入った時にまず大きな体育館が見えましたが、本日の授業の開催場所である講堂も大変立派な建物でした。舞台上にある巨大スクリーンに映し出されたスライド資料は、座席後方までよく見え、階段状に傾斜のついた椅子席は、3学年9クラス327人全員が座っても前半分にコンパクトにまとまっており、大人数であることをあまり意識することなく、とてもしゃべりやすい雰囲気でした。 今回は、従来の寸劇形式のコンテンツではなく、スライド資料に沿って説明をする新コンテンツを使用しました。まず、導入部分を経験豊富な水田弁理士が「知的財産権の概要と弁理士の仕事紹介」という内容でお話しました。次に、小中高生向け知財授業新コンテンツの「きき湯」を用いて、三宅弁理士が、丁寧に大変わかりやすく授業を行いました。中学生にとっても身近なものである入浴剤についての説明でしたので、興味を持って聞いてくれたものと思います。そして最後に発明クイズを立川が行いました。それまで真面目に静かに聞いていた生徒たちでしたが、「日本で発明されたものだと思う人(は手を挙げて)!」という問いに、大変ノリ良く元気に答えてくれました。 東海大学付属仰星高等学校中等部は、過去にも弁理士会の知財授業を申し込んでいる学校でもあり、東海大学の知財教育とも連携して、学校全体で知財教育に熱心に取り組んでいるとのことです。例えば、「大阪の起業家を調べよう(1年生)」など学年毎にテーマを持って積極的に学習しているそうです。最後に質疑応答を行ったのですが、1年生から3年生まで多くの生徒が活発に質問をしてくれました。「コカ・コーラは特許をとっているのですか?」とか「発表した発明は“登録”できるのですか?」という質問もあり、知的財産権について大変よく勉強していると感心しました。学校の取り組みもすばらしいですし、また生徒たちの学ぶ姿勢を大変頼もしく思った、充実した楽しい一日でした。 |

興味津々の生徒達に講義を行う講師陣
(左写真左から 立川 伸子、三宅 康雅、水田 愼一 各弁理士)
近畿支部知財授業担当 立川 伸子